クシタニの神髄、ここに極まれり。レースの現場から得る最高のフィードバック

  1. 日本のものづくり

クシタニはロードレース世界選手権(MotoGP)のMoto2クラス、Moto3クラスやアジアロードレース選手権、全日本ロードレース選手権に参戦するライダーへのサポートを行っています。レーシングライダーから得られるノウハウを蓄積し、次期製品に反映させているのです。

レースの現場は日進月歩。目覚ましく進化を続けるバイクやライダーの走りの変化などに合わせ、レザースーツやブーツ、グローブ、プロテクターなどのレーシングギヤも常に変わっていかなければなりません。時には先んじて進化させる必要もあるのです。

『安全の世界を創造します。』という、クシタニの企業コンセプトの最も重要な現場。それが、レースという現場です。

クシタニはレーシングギヤを開発する際、特に運動性に対して細心の注意を払っています。ライディング時に、レーシングギヤがライダーの動きを妨げることがあってはなりません。

しかし、運動性能が良すぎることで、プロテクターが適正位置からずれてしまうこともあります。そのため『これ以上は動かないほうが良い』場合には、意図的にレザースーツの動きを調整しているのです。レースは考えられないような高速で争われる世界で、時速300kmからの転倒もありえます。こうした超高速で競い合うライダーのために、街乗りやツーリング用のライディングギヤとは異なったフィッティングが求められるのです。

運動性に優れながらも、ライダーの動きを妨げない性能を持つレザースーツは、ライダーが思うとおりに動くことができるので、転倒抑止にもつながります。また、もしもの転倒に備え『丈夫で破損しにくい』、さらに転倒などで破損してしまっても『修復が可能な仕様・構造』であることを意識したレザースーツの開発を行っているのです。

サポートライダーからのフィードバックでブラッシュアップされたグローブ

ここで、レーシンググローブ、GPR‐5の開発エピソードをお話ししましょう。このグローブの初期型は、プロテクション重視で設計されていました。しかし高い安全性の弊害として、小指と薬指の動きが硬く、グローブが手になじむのに時間がかかってしまったのです。また、動きを良くするための手のひら側のシャーリングを、良く思わないライダーもいました。

そこで、パーツ形状や縫製パターンを見直し、グリップ素材を最適化。さらに手のひら部分のシャーリングをなくし、縫製糸を部分的に変更したほか、基本サイズの見直し、素材のグレードアップなど、多くの部分について改善を施しました。

その結果、動きやすさが向上。手にマメができにくくなり、グリップのひっかかりも改善されました。さらに強度がアップしたほか、フィット感の向上、革の劣化に対する耐久性のアップなど、大幅な性能向上に至りました。このように、非常に高いフィードバックがサポートライダー達から回収され、それが製品に反映されているのです。

素材ひとつにも細心の注意を払う

クシタニが使用しているすべての素材には、実績をともなった自信があります。クシタニの製品は、ライダーが長く使用できるように、素材の劣化性にも細心の注意が払われています。素材の変更をともなう開発はより慎重に行い、完ぺきな製品として世に出すことができるよう、日々精進を重ねているのです。

クシタニがサポートする数多くのトップライダー

クシタニは現在、世界やアジア、日本で活躍するトップライダーの多くにサポートを行っています。それはクシタニの『安全の世界を創造します。』という姿勢に共鳴した人数でもあります。第一線で活躍するトップライダーとともに、クシタニは次なる製品の開発を進めているのです。

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