MotoGP™第11戦オランダGP/小椋藍選手、後退するもポジションを上げ2位表彰台獲得

6月26日、MotoGP™第11戦オランダGPの決勝レースがオランダのTT・サーキット・アッセンで行われました。クシタニがサポートするMoto2™クラスのIdemitsu Honda Team Asiaライダーの小椋藍選手は2位表彰台を獲得しました。ソムキアット・チャントラ選手は13位でフィニッシュ。Moto3™クラスのHonda Team Asiaライダー、マリオ・アジ選手は18位でした。

オランダGPは初日に雨に見舞われ、ほぼウエットコンディションでのセッション。予選日、決勝日はドライコンディションとなりました。

■Moto2™クラス(24周)

カタルーニャGP、ドイツGPでは苦戦が続きましたが、小椋選手はオランダGPの予選で2列目4番グリッドを獲得し、チャントラ選手は6列目16番グリッドからのスタートとなりました。

小椋選手はスタート後に4番手、5番手付近につけますが、序盤にマシンが大きく振られたことで16番手にまで後退します。しかし、そこからポジションを回復。残り8周で6番手にまでポジションを上げます。

再び表彰台争いに加わった小椋選手は、残り5周で4番手に浮上。さらに残り4周の1コーナーで3番手に浮上すると、小椋選手はその翌周に2番手のジェイク・ディクソン選手(Inde GASGAS Aspar Team)をパス。2番手にポジションを上げました。

小椋選手は3番手のディクソン選手からポジションを守り、2番手でフィニッシュ。2位表彰台を獲得しました。アウグスト・フェルナンデス選手(Red Bull KTM Ajo)が優勝し、チェレスティーノ・ヴィエッティ選手(Mooney VR46 Racing Team)が4位になったことで、チャンピオンシップはヴィエッティ選手とフェルナンデス選手がともに146ポイント。小椋選手はランキング3番手に後退したものの、二人に対しわずか1ポイント差で後半戦を迎えます。

チャントラ選手は14番手付近でのレースとなり、最終的に13位でフィニッシュしました。

小椋 藍選手(Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより)
「今回のレースはちょっと不思議な感じでした。序盤はポジションもタイムもかなり落としてしまいました。タフなレースでしたが、最後には速く走る方法を見つけ、ポジションを回復することができました。このことには満足していますが、反対に最初の数周は満足のいくものではなく、がっかりしました。しかしサマーブレイク前に表彰台に上がれたことはとても嬉しいことです」

大きく後退したところから終盤には2番手に浮上した小椋選手(#79)。今季の速さと安定感は目を見張るものがある

ソムキアット・チャントラ選手(Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより)
「レース序盤から、リアタイヤのグリップ不足を感じていました。僕の好きなようにプッシュして走らせることは不可能で、常にハイサイドに近い状態で走らなければなりませんでした。僕は完走することに目標を切り替え、コントロールに集中しました。13位フィニッシュは理想的とは言えないですが、今日の僕にはこれが最大限の結果です」

リアのグリップ不足に苦しんだというチャントラ選手(#35)

■Moto3™クラス(22周)

アッセンに初めて挑むアジ選手は、初日がウエットコンディションだったことで、完全なドライコンディションの走行は予選日のフリー走行3から、という状況となりました。予選で9列目27番グリッドを獲得。終始24番手付近につけ、最終ラップに転倒が相次いだこともあって18位でレースを終えました。

マリオ・アジ 選手(Honda Team Asiaプレスリリースより)
「とても残念なレースでした。スタートを上手く決め、中盤グループで走ることができました。このグループにいることは簡単ではありませんが、不可能ではありませんでした。しかし、フロントから転倒しそうになり、その後はリズムを崩してしまいました。しかしレース自体はポジティブなことがたくさんありました。例えば、今日のレースを完走できたことです。そして、シーズン序盤の厳しい状況の中で、最後は自分が強くなれたことです。これからサマーブレイクに入りますが、僕にはその間にやるべきことがたくさんあります」

初めて挑むアッセンは厳しいレースとなったが、完走は「ポジティブ」とアジ選手(#64)

世界で戦うライダーを支える
クシタニがサポートするMoto2™、Moto3™ライダー

Moto2™クラス(チーム:Idemitsu Honda Team Asia)
小椋藍 選手/ソムキアット・チャントラ 選手

Moto3™クラス(チーム:Honda Team Asia)
マリオ・アジ 選手

写真:Idemitsu Honda Team Asia / Honda Team Asia

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