5月29日、MotoGP™第8戦イタリアGPの決勝レースがイタリアのムジェロ・サーキットで行われました。クシタニがサポートするMoto2™クラスのIdemitsu Honda Team Asiaライダーの小椋藍選手は3位表彰台を獲得し、チャンピオンシップでもランキングトップのライダーにポイント数で並びました。ソムキアット・チャントラ選手は転倒リタイア、Moto3™クラスのHonda Team Asiaライダー、マリオ・アジ選手は13位でした。
■Moto2™クラス（21周）
イタリアGPの予選日は、Moto2™クラス前に行われたMotoGP™クラスの予選で小雨がぱらつくなど天候が不安定で、難しいコンディションとなりました。小椋選手は予選で6番グリッドを獲得。チャントラ選手は24番グリッドからのスタートとなりました。
決勝レースはドライコンディションで行われ、序盤、小椋選手はトップ集団の中で6番手付近で周回を重ねます。一方、チャントラ選手は好スタートを切って17番手付近にまでポジションを上げていましたが、13番手走行中の5周目に10コーナーで転倒を喫し、リタイアとなりました。
トップのペドロ・アコスタ選手（Red Bull KTM Ajo）とアロン・カネト選手（Flexbox HP40）は後方を引き離していましたが、残り8周で2番手を走行していたカネト選手が転倒を喫し、リタイアとなります。その直後、小椋選手はジョー・ロバーツ選手（Italtrans Racing Team）とチェレスティーノ・ヴィエッティ選手（Mooney VR46 Racing Team）にかわされ、4番手に後退しました。残り6周を迎えるころには、2番手争いの集団はロバーツ選手、ヴィエッティ選手、小椋選手の3人となり、その後、小椋選手は二人から少しずつ遅れていきます。
しかし、残り3周に3番手走行中だったヴィエッティ選手にマシントラブルが発生。ヴィエッティ選手はここでリタイアとなり、小椋選手は3番手に浮上します。小椋選手はそのポジションを守って3位でチェッカーを受けました。
小椋 藍選手（Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより）
「この週末の展開を考えれば、3位という結果は期待以上のものでした。トップライダーとの差は大きく、彼らはとても速かったので苦戦していたのですが、レースでは強さを感じ、彼らについていくことができました。この週末については満足しています。チームはとてもうまくマネジメントしてくれました。来週末もまた挑んでいきます。（このレースで）トップのライダーとのポイント差を詰めることができました。ベストを尽くしてレースを終えることができたと思います」
ソムキアット・チャントラ選手（Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより）
「24番手からのスタートだったので、今日できることは、1周目からアグレッシブに行き、ポジションを上げて、できるだけトップグループに接近することでした。しかし5周目にミスをしてクラッシュしてしまいました。バイクには自信があったし、前に行くこともできたと思います。（次戦の）バルセロナでまたトライしたいと思います」
■Moto3™クラス（20周）
アジ選手は8列目23番グリッドから決勝レースを迎えました。スタートで順位を上げると、中盤には一時、11番手にまで浮上します。アジ選手はその後も13番手から15番手のポジション争いを展開し、スタートの23番手から大きく順位を上げて13位でフィニッシュ。Moto3™クラスで自己ベストリザルトを獲得しました。
マリオ・アジ 選手（Honda Team Asiaプレスリリースより）
「混乱し、タフなレースウィークでした。金曜と土曜は、一定のリズムが出せませんでした。日曜はマシンのセットアップを大きく変えることはせず、気持ちを切り替え冷静に走ることに集中しました。結果、ポイントを獲得し、チームをハッピーにすることができた。次のバルセロナは大好きなサーキットなので楽しみです」
世界で戦うライダーを支える
クシタニがサポートするMoto2™、Moto3™ライダー
Moto2™クラス（チーム：Idemitsu Honda Team Asia）
ソムキアット・チャントラ 選手／小椋藍 選手
-
- 小椋藍選手
-
- ソムキアット・チャントラ選手
Moto3™クラス（チーム：Honda Team Asia）
マリオ・アジ 選手
-
- マリオ・アジ選手
写真：Idemitsu Honda Team Asia / Honda Team Asia
