テネレ700 と1290SUPER ADVENTUREで、太陽を追う旅~SSTR~

午前3時、太陽は見えない。

街に灯りがともり始めるころ、東の海に昇る朝日を迎えるべく、待ち合わせ場所の静岡県の御前崎へと出発する。今回の最終目的は石川県の千里浜で沈む夕日を見送ること。太陽を追いかけて日本列島を横断するのだ。

まだ見えない太陽に思いを馳せ、エンジンを掛ける。

オートバイに乗って魅力ある地を巡る「日本再発見の旅」 今回は、SSTRにテネレ700と1290SUPER ADVENTUREで参加した若者たちを追った。

SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)とは

SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)は、世界的なオートバイ冒険家・風間深志が発案した、オートバイによる独創的なツーリングイベント。

基本ルールは、日の出とともに自身で定めた日本列島の東海岸からスタートし、日没までに日本海の千里浜にゴールするという単純明快なもの。

優劣をつけるものではなく、それぞれのライダーが自身の旅のテーマに沿い、無事にゴールゲートを通過し、全国が集ったライダー同士で交流を深めることを主な目的とした自己完結型のラリーとなっている。

御前崎岬

静岡県御前崎市のある岬で、静岡県最南端の岬と言われている。駿河湾と遠州灘を二分して、太平洋に突出した岬の先端には日本の灯台50選に選出された「御前埼灯台」がある。

毎年6月〜8月にはアカウミガメの産卵が見られ、「御前崎のウミガメおよびその産卵地」は、国の天然記念物に指定されている。

海岸線に沿った県道が整備されており、眺望を楽しむことができ、天気が良ければ富士山や伊豆半や富士山を望むことができる。

道の駅 鳳来三河三石

浜松から恵那へ続く国道257号線沿い、 愛知県東部の旧鳳来町(現新城市)にある道の駅 「鳳来三河三石」

胡桃だれがたっぷりとかかった「三石五平餅」は、みたらし団子の様な形をしていてモチモチとした食感が楽しめる。

また、道の駅の北側には庭園で有名な「満光寺」、井伊谷三人衆の一人鈴木重時の居城であったといわれる「柿本城址」がある。

千里浜

石川県羽咋市にあり、日本で唯一の砂浜を走ることができる「千里浜ドライブウェイ」

全長約8㎞の砂浜の道路は自動車はもちろん、大型バスも走ることができる。砂粒が一般的な砂の大きさの半分ほどといわれており、それに海水がしみこむことで固い砂浜となるため、大型バスも走行が可能となる。

ドライブだけではなく、夏場には、海水浴や潮干狩りで大勢の人たちで賑わいをみせる。

1290super adventure(DUCATI)

オンロード向きで、ロングツーリングをサポートする「1290 SUPER ADVENTURE」排気量1,301ccの大排気量Vツインエンジンで、セミアクティブサスペンションやアクティブクルーズコントロールを装備している。アクティブクルーズコントロールは、設定した速度内で前車までの距離を4段階で設定が可能。エンジンの特性が選べるライドモードにより、好みに合った乗り心地に変更することができる。テクノロジーを駆使し、俊敏性と長距離走行の快適性を兼ね備え燃えるとなっている。

テネレ700(YAMAHA)

オフもオンも楽しめるアドベンチャー「テネレ700」MT-07やXSR700に搭載される270度クランク・水冷688cc並列2気筒エンジンを搭載している。豊かな低中速トルクと伸びやかな高回転をあわせ持ち、ギアレシオ、2次減速比との相乗効果で、オフロードでのファンライディングとオンロードでの扱いやすさの両立を図っている。また、前21インチ、後ろ18インチのスポークホイール。43mm径、ストローク210mmの倒立式フロントサスペンション。剛性確保に有利なメリットを生かし、優れたフロント接地感、ショック吸収性を引き出すセッティングとしており、本格的なオフロード走行にも対応している。

SSRTに参加し、千里浜を目指す
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