MotoGP™第4戦スペインGP/Moto2™クラスのルーキー、小椋藍選手が7位フィニッシュ

  1. ロードレース

5月2日、MotoGP™第4戦スペインGPの決勝レースがヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われました。スペインのヘレス・サーキットはロードレース世界選手権MotoGP™の登竜門レース、FIM CEV・レプソルやレッドブル・MotoGP・ルーキーズカップなども行われ、ヨーロッパのライダーに走り慣れたサーキットだと言われています。

そうした中、クシタニがサポートするMoto2™ライダー、小椋藍選手は7位、ソムキアット・チャントラ選手は転倒リタイア。Moto3™ライダーの國井勇輝選手は14位、アンディ・ファリド・イズディハール選手は18位でレースを終えました。

■Moto2™クラス

小椋選手は3列目9番グリッドからスタートし、序盤に8番手に浮上。チャントラ選手は21番グリッドからスタートして23番手付近に後退します。レースは序盤からファビオ・ディ・ジャンアントニオ選手(Federal Oil Gresini Moto2)が抜け出す展開。こうした中で小椋選手は3周目に7番手に浮上すると、前を走るチャビ・ビエルゲ選手(Petronas Sprinta Racing)を追いかけます。

5周目、チャントラ選手が11コーナーで転倒。グラベルを何度も転がる様子が映像に映し出され、クラッシュの激しさを想像させましたが、チャントラ選手は自力で立ち上がりました。しかし、チャントラ選手はここでリタイアとなりました。

一方、小椋選手はビエルゲ選手との6番手争いを展開。その差は場所によって0.1秒を切るほどわずかなものです。しかし、レース中盤の10周を終えたころからほんの少しずつ、小椋選手はビエルゲ選手から遅れ始めます。0.1秒ほどだった差は次第に0.2秒近くになっていきました。

残り5周になると、再び小椋選手とビエルゲ選手との差が詰まり始めます。小椋選手のペースはとても安定しており、レース序盤から終盤まで、ほぼ一貫して1分42秒前半のタイムを刻んでいました。しかし同時に、終盤に入ってジョー・ロバーツ選手(Italtrans Racing Team)も小椋選手との差を縮めます。最終的に、小椋選手はロバーツ選手にポジションを譲ることなく、7位でのフィニッシュとなりました。

小椋藍 選手(IDEMITSU Honda Team Asiaプレスリリースより)
「フリー走行1回目からこの週末を楽しむことができました。レースをしっかりとマネージメントし、予選順位より良い位置でゴールすることができました。これはとても大事なことだと思います。トップのライダーとのギャップはまだ大きく、12秒あるのですが、レース中のペースは悪くないと思います。最終ラップ、順位を上げようとトライしたのですが、良い結果が得られる状況をリスクにさらすことになるため、順位をキープすることにしました。次のレースでも良いレースができるように頑張ります」

終盤は3人のライダーによる6番手争い。小椋選手は惜しくも7位フィニッシュ

ソムキアット・チャントラ 選手(IDEMITSU Honda Team Asiaプレスリリースより)
「今日は、何も言うことがありません。昨日は大きな転倒をして、今日もまた同じように転倒し、複雑な週末にしてしまいました。すべてにおいてトライしたのですが、上手くいきませんでした。前向きに気持ちを切り替え、(次戦)ル・マンのレースに集中します」

序盤に転倒。リタイアでスペインGPGPを終えたチャントラ選手

■Moto3™クラス

國井選手は18番グリッドからスタートし、1周目でやや後退したものの3周目には17番手に浮上。アンディ選手は20番グリッドからスタートして26番手に後退します。序盤の数周、アンディ選手はロングラップ・ペナルティによりポジションを落とした鳥羽海渡選手(CIP Green Power)とポジションを争いながら、周回を重ねました。

國井選手は16番手から18番手のポジション争いを数人のライダーで繰り広げ、16番手に浮上したかと思えば18番手への後退を繰り返します。一方、アンディ選手はレース後半に入り、21番手にポジションアップしました。

15周目を終えるころになると、國井選手は16番手にポジションを上げてその位置をキープ。最終ラップもコースの終盤に至るまで16番手につけ、さらに上位を走っていたライダーが転倒を喫したこともあり、最終的に12位でチェッカーを受けました。しかし、最終ラップにトラックリミットオーバー(※1)によるロングラップ・ペナルティ(※2)を受けて、最終結果は14位。しかし自己ベストリザルトでフィニッシュとなりました。アンディ選手は18位で、こちらも今季の自己ベストリザルトタイでレースを終えています。

※1:ライダーが走行中にトラック(コース)の制限、具体的には縁石を超えたグリーンの部分にフロントまたはリヤタイヤがはみ出すこと。レースでは5回目でロングラップ・ペナルティの対象になる。
※2:コース上のランオフエリアに設定された、通常よりも大回りとなるエリアを通過しなければならないペナルティ。これにより、ライダーはレースを継続しながらも、ペナルティを消化したラップでは数秒を失うことになる。

國井勇輝 選手(Honda Team Asiaプレスリリースより)
「レースの前、今日のような結果を期待しておらず、ただ、トップグループと戦いたいという思いだけでした。それができると思っていただけに、ちょっとがっかりしています。ポイントを獲得できたことは良かったと思います。もっと上手くレースの中での走りをマネージメントするためにも、自分の気持ちを改善していく必要を感じています。今は良い方向に向かっていると感じていますが、まだ十分ではありません。すべての面において前進するため、次のレースでは良い予選結果を残せるように頑張ります」

14位でポイントを獲得した國井選手

アンディ・ファリド・イズディハール 選手(Honda Team Asiaプレスリリースより)
「レースを重ねるごとに、進化を続けられていると感じていますし、ポイント獲得を争うことができるようになったとも思っています。前のグループとの関係も、0.2~0.3秒差に迫ってきていて、改善が進んでいると感じます。スタートを決めることができなかったのですが、レース中の私のペースはトップグループのライダー達に接近していました。次のレースでも、この方向で進み、改善を進めていきます」

アンディ選手は20番グリッドから18位フィニッシュ

 

世界で戦うライダーを支える
クシタニがサポートするMoto2™、Moto3™ライダー

Moto2™クラス(チーム:IDEMITSU Honda Team Asia)
小椋藍 選手/ソムキアット・チャントラ 選手

Moto3™クラス(チーム:Honda Team Asia)
國井勇輝 選手/アンディ・ファリド・イズディハール 選手

写真:Idemitsu Honda Team Asia / Honda Team Asia

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