MotoGP™第18戦オーストラリアGP/Moto2™ライダー小椋藍選手、厳しい週末となるも11位でゴール。残り2戦でポイントリーダーに浮上

10月16日、MotoGP™第18戦オーストラリアGPの決勝レースがオーストラリアのフィリップアイランド・サーキットで行われました。クシタニがサポートするMoto2™クラスのIdemitsu Honda Team Asiaライダー、ソムキアット・チャントラ選手は8位でフィニッシュ。小椋藍選手は11位でゴールし、チャンピオンシップのランキングトップに浮上しています。Moto3™クラスのHonda Team Asiaライダー、マリオ・アジ選手はリタイアでレースを終えました。

日本GP、タイGPに続き3年ぶりの開催となったオーストラリアGPは、Idemitsu Honda Team Asia、Honda Team Asiaのライダーたちにとって、厳しいレースウイークとなりました。

■Moto2™クラス(25周)

初日は複雑なコンディションで、予選日にはドライコンディションでの走行になったものの、予選では小椋選手が13番手、チャントラ選手が16番手となりました。

迎えた決勝レースはドライコンディション。小椋選手は好スタートを切り、13番手から9番手に浮上するも、4周目に15番手に後退。チャントラ選手は小椋選手の一つ前のポジション、14番手を走行します。その後、チャントラ選手は順調にポジションを上げ、レース中盤には6番手争いを展開。一方、小椋選手は苦戦を強いられ、12番手を争いながら周回を重ねていきました。

チャントラ選手は、16番手から大きく順位を上げて、8位でゴールを果たしました。小椋選手は厳しいレースとなったものの、確実に11位でチェッカーを受けています。

チャンピオンシップは、小椋選手とタイトル争いを展開中のアウグスト・フェルナンデス選手(Red Bull KTM Ajo)が転倒リタイアでノーポイントとなったことで、小椋選手がランキングトップに浮上しました。フェルナンデス選手との差は3.5ポイント差。残すところ2戦となった2022年シーズンは、依然として、僅差のタイトル争いが続いています。

ソムキアット・チャントラ選手(Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより)
「今週末の2度の激しい転倒により背中に痛みがあったため、今日のレースはかなり苦労しました。レース中盤までは、集団の中で戦うことも、そして一人でも多くのライダーをパスすることもできたのですが、終盤にはもうプッシュすることができませんでした。右腕だけで走っていたので、マシンをコントロールするのは簡単ではありませんでした。僕は最終的に8位のポジションをキープすることにしました。今週末のハードさを考えれば、これは良い結果だと思います」

13番手からスタートし、一時は6番手を争ったチャントラ選手(#35)。8位でゴール

小椋 藍選手(Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより)
「レースについては、25周の間ただひたすらバイクに乗り続けることだけに専念したので、特にコメントすることはありません。レースが始まり、数周した時点で今日はトップ争いが出来ないと感じました。そこで頭を切り替え、ベストを尽くして必ずレースを完走すると自分に言い聞かせました。11位でフィニッシュラインを通過しましたが、それは僕の前を走る多くのライダーが転倒したからです。今回はラッキーな結果でした。しかしチャンピオンシップを戦っているときは、時には運も味方に付けることが必要です。次戦のセパン(マレーシアGP)はフィリップアイランドよりも僕のライディングスタイルに合っているサーキットです」

小椋選手(#79)にとって厳しいレースとなるも、完走を果たしてランキングトップに浮上した

■Moto3™クラス(23周)

アジ選手は予選で28番手となり、10列目からスタート。19、20番手争いを展開していました。しかし残り2周、10コーナーで転倒し、リタイアに終わっています。

マリオ・アジ 選手(Honda Team Asiaプレスリリースより)
「グリッド位置が後方であったことから、僕はレース序盤から苦戦しました。しかしスタートは上手くいき、最初の数周で多くのライダーをパスすることができました。長いストレートという不利な状況にも関わらず、多くのライダーとバトルができたことは、今日のポジティブな点です。僕は10コーナーでミスを犯してしまい、残念ながらレースを完走することはできませんでした。今はマレーシアラウンドのことだけを考えています」

アジ選手(#64)は残り2周で転倒を喫し、リタイアでレースを終えている

世界で戦うライダーを支える
クシタニがサポートするMoto2™、Moto3™ライダー

Moto2™クラス(チーム:Idemitsu Honda Team Asia)
小椋藍 選手/ソムキアット・チャントラ 選手

Moto3™クラス(チーム:Honda Team Asia)
マリオ・アジ 選手

写真:Idemitsu Honda Team Asia / Honda Team Asia

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