どうも、クシタニフリークのライター兼、動画クリエイターのアイキョウです。
今日は2024年クシタニの秋冬新商品2着を紹介したいと思います。
2024年に新しく登場した新作ライディングジャケットはK-2863ソフトシェルシングルジャケット、そしてもう一つはカタログ落ちしていましたが、復活した形になるK-2864ガルジャケットの2着です。
それでは早速完全新作となるソフトシェルシングルジャケットからご紹介します。
K-2863ソフトシェルシングルジャケットディテール
- 商品名:ソフトシェルシングルジャケット
- カラー:レンガ、オリーブ、ブラック
- サイズ:M、L、LL、XL
※プロテクターは別売りです
まず商品名のソフトシェルとシングルジャケットの二つにフォーカス。
ソフトシェルという言葉は基本的にアウトドア用品からきています。
アウトドアのソフトシェルジャケットは伸縮性・防風・保温・通気・撥水の5つが求められることが多く、製品によって中間着としての機能性を持っているものと、アウターとしての性質を持っているものがありますが、アウター重視のモデルに関しては防風透湿フィルムが採用されています。
クシタニのソフトシェルシングルジャケットに関しても生地にはストレッチ性があり、他の製品に比べて運動性能が高くなっているのが一番の特徴です。
採用されている透湿防水フィルムに関しては耐水圧、透湿性共に10000なので生地表面から浸水することはありません。
縫い目のシーム処理はしていないとのことですが、どのくらいの防水性があるのか気になって試しにガッツリ背中の縫い目めがけて水圧をかけてみたところ、、、
シーム処理をしていなくても、アームホール周りが少し浸水しただけでした。
続いてシングルジャケットというワードに注目して頂きたいのですが、これは老舗革ジャンメーカーのクシタニらしく、革ジャンのシングルジャケットをモチーフにデザインされているものと思われます。
特に顕著なのがフロントのファスナー部分で、シングルジャケットのフロントファスナーはあえてかみ合う部分を見せるのが一般的です。
そのためソフトシェルシングルジャケットもフロントファスナーはかみ合い部分の務歯を露出させていますが、そのままだと務歯から走行風が入ってしまう為、後ろ側にタテを縫い付けることで風の侵入を防いでいます。
更にクシタニの秋冬ジャケットはソリッドブルゾンを除くすべての製品が中綿たっぷりのインナーとセットになっていますが、このインナーは下側にタテが付いていて、中間から襟もとにかけてセンターから少し横にずれるようファスナーをレイアウトしてタテが風を防ぎきれなかったとしても、インナーのファスナーから風が入るのを防ぐ構造なんです。
革ジャンのシングルジャケット同様に丈は短めですが、中綿たっぷりのインナーを着用するためにアームホールや身幅に関してはややゆとりを持たせています。
腕の部分はボタンとマジックテープのサイズ調整が一か所ずつ、身幅も腰と裾に一か所ずつボタンでサイズ調整ができるようになっているので、革ジャン同様にできるだけタイトに着こなそうとガッツリ絞ってみたところ、、、
筆者がデブな事もあり、パッツンパッツンになってしまいました。適度に絞った方が自然なシルエットになりそうです。
ポケットは両脇に一か所ずつと左胸、右胸の内側に内ポケットの合計4か所。
両脇のポケットはアウトドアのソフトシェルジャケットでも使われることが多い、ファスナーのかみ合わせが見えないコンシールジッパーが採用されています。
それと左胸のポケットにもやはりアウトドアメーカーが使う事が多い止水ファスナーが採用されており、革ジャンとアウトドアジャケットが融合したような感じがあります。
どのポケットに関しても大きめのスマホ(筆者愛用はIphon 16 Pro MAX)が入る容量があるので実用的ですが、個人的なお勧めは内ポケットか胸ポケット。
腰ポケットに比べてバイク操作中に邪魔になりにくく、雨に降られても浸水しにくくなっています。
袖の部分はマジックテープで絞れるようになっていて、裾には収納可能なウインドガード、襟も比較的高めなので風は入りにくい設計です。
視認性に関しては背中にリフレクタプリント、腕の後ろにも反射材が用意されています。
インナーに関してはいわゆるライトダウンと比べると中綿の量が多く、それに合わせてアウターのシルエットが調整されているので、アウターだけで着用してみると3シーズンジャケットと比べてサイズ感が大きめになります。
中綿には3Mのシンサレートという高機能綿が採用されていて、一般的な中綿に比べて保温性高め。
表生地に関してもライトダウン系に比べると生地がしっかりしているので、少し引っ掛けたぐらいでは簡単に破れる生地ではありません。
両脇にはファスナー付きポケットが用意されているので、単体での利用もお勧めで、一見するとバイク用品メーカーの製品に見えないのでシンプルなデザインなので街着としても使いやすい!
首元と袖あたりにクシタニコネクションという接続ループがありボタンで合体させて置くことが可能ですが、行動着としても使いやすいので個人的には外しておくのがお勧めです。
ちなみにジャケット、インナー共に首元に赤白の布が貼られていますが、こちらは消臭テープで、僕らおじさんの加齢臭を抑えてくれるのも嬉しいポイントです。
K-2864ガルジャケットディテール
- K-2864ガルジャケット
- カラー:ライトグレー、オリーブ、ブラック
- サイズ:M、L、LL、XL
※プロテクターは別売りです
ソフトシェルシングルジャケットと共通の部分が多く、インナーと生地は同じものが採用されていますが、大きく違うの裾丈が長いという事と、フード付きというところです。
バタついて嫌だという人もいるかと思いますが、フードは背中にストラップで固定しておくことが可能で、裾丈は腰ぐらいまであるので、温かさ重視ならガルジャケットの方が良いかもしれません。
加えてガルジャケットのフロントファスナーは止水ファスナーを採用していて、高い水圧には耐えることができませんが、一般的なファスナーに比べて風は通しにくいですし、裏側にはタテがついています。
試しに止水ファスナーをめがけてガッツリ水圧をかけてみると、、、
予想以上に浸水しない結果に!凄いぞ!ガルジャケット!
というわけで防水性能はソフトシェルシングルジャケットより高くなっていますが、ポケットとサイズ調整は簡略化されていて、腕部分はマジックテープの調整がなくなって、二の腕のボタンのみになっています。
身頃に関してはポケット内にプラスチックのアジャスター付きゴムコード、同様に裾にも用意されていて調整が可能です。
ポケットは左胸のポケットがなくなっていますが、内ポケットが裏側に用意されていて、左腕にも一か所止水ファスナーのポケットが追加されています。
左腕のポケットのみ容量は少なめで、入り口も狭いのでスマホは入りませんでしたが、高速道路の通行券やクレジットカードを入れたり、アクションカムの予備バッテリーとかを入れておくには良さそうです。
着こまなくても真冬も大丈夫!
中綿タップリと風を通さないアウターの組み合わせはめちゃくちゃ暖かいので冬でも寒くありません!
加えて今回紹介した二着は動きやすく、蒸れにくいのでバイク運転中も快適で目的地に着いたら、アウターを脱いでインナーを行動着にすれば最高です。
冬は寒いからバイクに乗らないなんてもったいない!ガッツリ乗って遊んじゃいましょう!