世界のフラットトラック界で最も権威のあるレース「FIM フラットトラック世界選手権」に、アジアから唯一参戦中の大森雅俊選手は7月27日にドイツ・マイセンで行われた第2戦に出場。敗者復活戦での見事なスタートにより劇的な決勝進出を果たすも、決勝レースでは悔しさの残る12位にてフィニッシュ。課題は多く残るも、着実にチームとして前進を確認できた一戦となった。
2024 FIM フラットトラック世界選手権 第2戦 ドイツ
【レース概要】
大会名:2024 FIMフラットトラック世界選手権 第2戦 ドイツ
日時:2024年7月27日
場所:ドイツ マイセン
マシン:ZAETA DT450RS
天候:曇りのち雨(気温23℃、湿度73%)
結果:決勝レース12位
敗者復活戦での見事なスタート、劇的な決勝進出を果たす
開幕戦と同様、大森選手はファクトリーライダーとして「ZAETA CORSE TRICOLORE TEAM」からジェラルド・バイロ選手と共に参戦。ドイツでのレースは本選手権に毎年組み込まれているが、マイセンでの開催は今回が初めてとなり、どのライダーにとっても慣れない環境への対応が試されるレースとなった。
大森選手は前回見られた電気系統の不調を完全に克服したマシンでレースを迎えたものの、まだ十分にZAETA DT450RSを操りきれず、満足のいく予選ヒートでのポイント獲得とはならなかった。
決勝レース進出への望みをかけて最終ラインから敗者復活戦に挑むこととなった大森選手は、序盤から積極的に勝負を仕掛け、見事2位でフィニッシュし決勝レースへの出場権を勝ち取る意地を見せた。決勝レースではライバルたちの走りに敵わず12位という結果となったが、今回のレースでライダーポイントを9ポイント獲得し、チームのマニュファクチャラーランキング暫定3位という結果に貢献した。
レースを振り返って大森選手とチーム代表のコメント
大森選手はレースを振り返り、次のようにコメントしている。「前回のレースで見られたマシンの電気系トラブルは無事解消されました。しかし、ヒートレースでは思うように走れず、敗者復活戦へ持ち込まれ、1番後ろからのスタートとなりました。敗者復活戦スタート直後から勝負を仕掛け、何とか2番手でフィニッシュし決勝へ進む事が出来ました。決勝も第1コーナーまでは4番手でしたが、ミスが続き12位でレースを終えました。まだマシンに完全に慣れておらず、改善点もまだまだありそうですが一歩ずつ前進していきたいと思います。次戦のイギリスラウンドも引き続き応援よろしくお願い致します」
また、所属チーム「 ZAETA CORSE TRICOLORE TEAM」代表のジュリオ・ベルナルデッレ氏のコメントより。「マイセンから少しの後悔とともに戻ってきました。私たちの潜在能力を十分に発揮できていないことに気づいたからです。我々は次のイギリスのレースまでの数週間を最大限に活用しなければなりません。私たちが行っているすべての作業は将来的に報われると確信しています。もう少しの忍耐が必要であり、今年着手した技術・開発を根気強く続ける必要があります」
次戦スケジュール
第3戦:8月24日 イギリス ‒ キングズ・リン
第4戦:9月7日 フランス ‒ モリゼ
第5戦:10月5日 チェコ ‒ パルドゥビツェ
第6戦:10月12日 ハンガリー ‒ デブレツェン
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