どうも、アイキョウです。今日はクシタニの2024春夏新商品の中から3.0フレキシブルジャケットをご紹介します。
クシタニの2024年完全新作モデルは以前に紹介したリーテストブルゾンと3.0フレキシブルジャケットのみ。
以前にリーテストブルゾンは紹介していますので、気になる人はそちらの記事もチェックしてみてください。
まずは3.0フレキシブルジャケットという名前に関して触れていきたいと思います。
3.0フレキシブルジャケットという製品名の意味とは?
3.0とは?
まず製品名の3.0とフレキシブルという部分に注目したいのですが、クシタニのジャケットの多くは表地・フィルム・裏地の3層構造です。
3層目に関しては汗離れの良いポリエステルのメッシュ素材を採用することが多いですが、3.0フレキシブルジャケットは3枚を重ねて1枚生地のようにしているのが特徴です。
裏地にメッシュを採用していないのは透湿性能が17000g/㎡ /24hで蒸れにくいから。
纏めると3.0とは、3枚の生地を1枚に重ねたレイヤー一体構造の事なのです。
フレキシブルとは?
もう一つのキーワード「フレキシブル」に関しては、元マクドナルド店員の僕にとってはなじみ深いキーワードなのですが、子供用の曲がるストローをフレキシブルストローと呼んでおりました。
フレキシブルとはマクドナルドの曲がるストローのように柔軟性がある、曲げやすいといった意味や順応性や適応性があるという意味があります。
つまりフレキシブルジャケットとは様々な用途に使えるという意味となります。
意味することは?
どういう事かというと、まずサイズ感が他のテキスタイルジャケットとは異なります。
クシタニのジャケットは基本的にタイトに作られていることが多いですが、フレキシブルジャケットは腕回り、身頃共にゆとりがあります。
オフロードライディング時はオフジャージの上にアウタータイプのごつめのプロテクターを装着する人もいるはず。
そういった場合にもフレキシブルジャケットであれば気軽に着用することができます。
更に身近なところでいえば、レインウェア代わりにも使えます。
レインウェアを買う際にはジャケットなどの上から着用する前提で1サイズアップで購入する人も多いはず。
フレキシブルジャケットはサイズにゆとりがあるので、通常通りのサイズを購入すればレインウェアとして使うのもOK。
裏地にメッシュを採用していないので、重ね着する時にスムーズに脱ぎ履きできるのもポイントです。
K-2417 3.0フレキシブルジャケットディテール
- カラー:ブラック・サックス/ブラック・ライトグレー/ブラックの3色
- サイズ:M~XL
- 価格:4万1800円
- プロテクター:肩肘背中にソフトベンチレーションパット ※胸部はオプション
フレキシブルジャケットの耐水圧は30000mmですが、簡易防水ジャケットという扱いで、理由はメインファスナーにタテを持たず止水ファスナーを採用しているから。
同じスペックの生地を採用しているアクアジャケットはタテがついているので全天候型ジャケットです。
メイン生地はポリエステル100%で、似たデザインのアメニタジャケットに比べるとかなりハリのある質感。
裏側を見てみるとメッシュが貼られていないので裏地が見えますが、縫い目部分は浸水を防ぐためのシーム処理が丁寧にされていて、浸水の心配はなさそうです。
元々透湿性が高いジャケットではありますが、汗ばむ時期には二の腕のベンチレーションと背中のエアアウトレットを開くことで風を通すことが可能です。
背中側のアウトレットに関してはフラップが上から被さっているので浸水リスクは少ないですが、ここにも止水ファスナーを使っている徹底ぶりには驚きました。
またメインファスナーに関してはダブルファスナーになっていて、サイズを拡張したり、大型エアインテークとして使う事も可能です。
フードはバタつかないように背中側にフラップに固定するか、クルクルと畳んでフラップで首の後ろに固定することでスタンドカラーのようにすることもできます。
ポケットは腰回りに一か所ずつ。こちらも止水ファスナーが採用されていてスマホの他に多少の撮影機材なども収納できました。
背中側にはリフレクタープリントを採用していて視認性も上げています。
メーカーロゴは左胸に一か所だけで主張が弱めですが、実は右の二の腕裏にも隠れロゴが入っています。
それと同色でプリントされていて控えめですが、左ポケット下にも入っています。
サイズ感
筆者は身長164cmで体重59kg。一般的なライディングジャケットはSサイズを選んでいますが、クシタニの場合はMサイズでピッタリです。
Mサイズの3.0フレキシブルジャケットを着用してみたところ、身頃と腕回りどちらもゆとりがありました。
いつも通りのクシタニジャケットのサイズを選べば、冬場に厚着した上から着用することもできそうです。
簡易防水とはどの程度?
大雨、防風警報が発令される中、愛車のクロスカブ110で30分ほど走行して浸水をチェックしました。
前ファスナー部分からの浸水を予想していましたが、ジャケットを脱いでみると濡れていませんでした。
首周りは少しだけ濡れていましたが、首周りからの浸水を完璧に防ぐのは難しいかもしれません。
この辺りは全天候型のアクアジャケットを着用していたとしても変わらないように思います。
アメニタジャケットと3.0フレキシブルジャケットどっちを選ぶ?
同じようなアウトドアテイストデザインのアメニタジャケットとどちらを選ぶか迷う人も多いと思いますが、最大の違いはサイズ感とシルエットです。
3.0フレキシブルジャケットは腕回りと身頃にゆとりがあるので、今までクシタニのジャケットはタイトすぎて着れなかったという人もチャレンジする価値はあります。
タイトですっきりとしたシルエットでジャケットを着用したい人にはアメニタジャケットがお勧めです。