<全日本ロードレース> クシタニライダーが合計5クラスを制覇!

<全日本ロードレース>クシタニライダーが3クラスを制覇


↑こちらのエントリでお知らせした全日本ロードレースの結果ですが、最終戦・MFJグランプリを終えて、5クラス6つの全日本ロードレースタイトルのうち、最終的にクシタニライダーが4クラス5つの全日本ロードレースタイトルを獲得しました。

先にお伝えしたJP250インタークラス=久川鉄平選手(bLU cRU Webike team NORICK)、ST600クラス=阿部恵斗選手(SQUADRA TIGRE TAIRA PROMOTE)、ST1000クラス=國井勇輝選手(SDG Team HARC-PRO)に加え、最終戦までチャンピオン決定がもつれ込んだJP250ナショナルクラスでは、森山浬選手(かいり=bLU cRU Webike TEAM NORICK)、さらにJ-GP3クラスでは、尾野弘樹選手(P.MU 7C GALESPEED)がタイトルを獲得し、このふたりともクシタニのレザースーツを着用して参戦している、クシタニライダーです。

シーズン終了後に顔を揃えた2024年全日本チャンピオンたち。左からST600=阿部恵斗選手、JSB1000=岡本裕生選手、ST1000=國井勇輝選手、J-GP3=尾野弘樹選手

 

JP250クラスでは、先にタイトルを決めた久川鉄平選手がインターライセンスのライダーなのに対し、森山浬選手はナショナル(&ジュニア)ライセンス。JP250は両クラスのライダーが混走するレースのため、bLU cRU Webike team NORICKがダブルタイトルを獲得したことになります。

マシンの差がないだけに接戦になることが多いJP250クラス。#28が森山浬選手だ

森山選手は今シーズンからJP250クラスにデビューした15歳のルーキーで、ライセンス区分はまだナショナルライセンス以前の「ジュニア」。2023年まではミニバイクレースで、本格的ロードレースは24年から。その素質が見込まれ、チームノリック入りを果たしました。

オートポリス大会以外は全レース表彰台に登壇した森山浬選手

「今年からYZF-R3に乗り始めて、レース経験を積もうというチームの方針で、筑波やもてぎのエリア選手権に参加を始めました。もてぎロードレースと筑波選手権の、どちらも第2戦で初優勝できました。でも全日本はやっぱり速い人が多くて、そこについていくうちに自分でも成長できた気がします。全日本では、開幕から3戦クラス表彰台に立てて、オートポリス大会ではクラス6位だったんですが、次の岡山ではクラス優勝できました。今年はミニバイクから上がって、少し成長できた気がします」

 

尾野選手は2024年で4年連続のJ-GP3タイトルを獲得。この4年のうちで、いちばん難しく、一番うれしいチャンピオン獲得だったといいます。21年は同ポイントのまま優勝回数の多さでチャンピオンになり、22年は18ポイント差で迎えた最終戦でチャンピオン、23年は1ポイント取ればチャンピオンという状況の中でタイトルを決め、今シーズンはポイント差わずか「2」で迎えた最終戦でした。

縦長の先頭集団をリードする#1尾野選手 レース後半になると#3若松選手との一騎打ちになる

「このウィークは、木曜からの走り出しからマシンが決まらなくて、予選で若松選手に1秒近く大差をつけられての2番手だったので、決勝は自分が何とかするしかない、という気持ちだけで戦ったレースでした。レース中も若松選手が前に出たら逃げられてしまうと思ったので、とにかく僕が前にいて、抜かせない、展開も何も考えられないレースでした。レース中、お互いの速いところを見せあって、最後は絶対にシケインで仕掛けてくると思ったので、最後の最後まで勝負のラインとブレーキングポイントを見せずに、最後に勝負するつもりでした。ギリギリのところで、最後の最後に勝った方がチャンピオンというレースで勝ち切れてサイコーです。これで4連覇、勝ってチャンピオンなんて最高に気持ちがいい!」

4連覇を達成した尾野選手 「僕みたいなベテランが若手の壁になって行かないと!」(尾野選手)

これで全日本ロードレースは全日程を終了しました。2025年は4月19~20日にモビリティリゾートもてぎで開幕戦を迎えます。引き続き、クシタニライダーの活躍にご期待ください!

最新情報をチェックしよう!