MotoGP™第10戦ドイツGP/小椋選手、苦戦の8位フィニッシュもヴィエッティ選手とのポイント差を縮める

6月19日、MotoGP™第10戦ドイツGPの決勝レースがドイツのザクセンリンクで行われました。クシタニがサポートするMoto2™クラスのIdemitsu Honda Team Asiaライダーの小椋藍選手は8位、ソムキアット・チャントラ選手は15位でフィニッシュ。Moto3™クラスのHonda Team Asiaライダー、マリオ・アジ選手は23位でした。

■Moto2™クラス(28周)

小椋選手とチャントラ選手は初日から苦戦を強いられ、予選では小椋選手が5列目14番グリッド、チャントラ選手が7列目21番グリッドという後方からのスタートとなりました。

小椋選手は5周目にチャンピオンシップでランキングトップにつけるチェレスティーノ・ヴィエッティ選手(Mooney VR46 Racing Team)をかわすと、その後も前のライダーをパスし、9番手に浮上しました。チャントラ選手もスタートでポジションを上げ、レース中盤には17番手につけます。

小椋選手はレース後半に8番手にポジションアップし、そのままチェッカーを受けました。チャンピオンシップを争うヴィエッティ選手が転倒リタイアに終わったため、ポイント差を8に縮めています。チャントラ選手はポイント圏内となる15位でフィニッシュを果たしました。

小椋 藍選手(Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより)
「今日のレースは正にOKだったと言えるでしょう。8位フィニッシュですが、これは今日の僕にできる精一杯の結果でした。レースには満足していますが、全てのプラクティスで問題が発生しました。僕たちはこのコースとコンディションを上手く克服することができませんでした。決勝前までにもっと上手く進めなければなりません。僕たちはアッセン(オランダGP)に向かいます。そして再び速く走るための解決策を見つけたいと思います」

苦しい週末にはなったが、ポジションを6つ上げてフィニッシュした小椋選手(#79)

ソムキアット・チャントラ選手(Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより)
「今朝のウォームアップでは今週末を通して失ったフィーリングを取り戻そうとしました。セットアップがきまり、レースではスタート1周目から4つポジションをあげることができました。コンディションは極めて厳しかったので、レース中はあまり強くプッシュせずに、落ち着いてレースをマネージメントするように心がけました。左コーナーが多いので、僕はリアタイヤを温存することにしました。しかしレース中盤になると、グリップが落ち始めました。自分のベストを尽くした結果が15位でした。次週のアッセンもがんばります」

チャントラ選手(#35)は後方からのスタートとなるもポイントを獲得

■Moto3™クラス(27周)

アジ選手はQ1から挑んだ予選で、不運な転倒を喫してしまい、最後尾10列目29番グリッドからのレースとなりました。

アジ選手は序盤、22、23番手付近にポジションを上げますが、その後、転倒。ピットインしてマシンを修復したのちレースに再び加わり、最後尾でレースを続ける中でトラックリミット違反(※1)でロングラップ・ペナルティ(※2)を受け、厳しいレースを23位で終えました。

※1:ライダーが走行中にトラック(コース)の制限、具体的にはゼブラゾーンを超えたグリーンの部分にフロントまたはリヤタイヤが出ること。レースでは5回目でロングラップ・ペナルティの対象になる。

※2:コース上のランオフエリアに設定された、通常よりも大回りとなるエリアを通過しなければならないペナルティ。これにより、ライダーはレースを継続しながらも、ペナルティを消化したラップでは数秒のタイムを失うことになる。

マリオ・アジ 選手(Honda Team Asiaプレスリリースより)
「僕たちは金曜日から苦戦し、週末を通して厳しい結果になりました。レースではスタートに成功して、29番グリッドからポジションを大きく上げました。しかしハイサイドをおこし、クラッシュしてしまいました。マシンのどこかを破損して、おまけにエアバックも開いてしまいました。僕はピットに戻り、マシンを修復してレースに復帰しました。とても残念です。しかし来週末はアッセンでまたレースがあります。夏休み前に良い結果を残せるチャンスです」

アジ選手(#64)は転倒によりピットインし、23位でレースを終えた

世界で戦うライダーを支える
クシタニがサポートするMoto2™、Moto3™ライダー

Moto2™クラス(チーム:Idemitsu Honda Team Asia)
ソムキアット・チャントラ 選手/小椋藍 選手

Moto3™クラス(チーム:Honda Team Asia)
マリオ・アジ 選手

写真:Idemitsu Honda Team Asia / Honda Team Asia

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