MotoGP™第12戦イギリスGP／Moto2™小椋藍選手、表彰台にあと一歩に迫る4位獲得

2022年8月22日
ロードレース

8月7日、MotoGP™第12戦イギリスGPの決勝レースがイギリスのシルバーストン・サーキットで行われました。クシタニがサポートするMoto2™クラスのIdemitsu Honda Team Asiaライダーの小椋藍選手は表彰台争いを展開し、4位を獲得。ソムキアット・チャントラ選手は13位でフィニッシュしました。Moto3™クラスのHonda Team Asiaライダー、マリオ・アジ選手は17位でした。

第11戦オランダGPから約ひと月のサマーブレイクを挟み、このイギリスGPから2022年シーズンの後半戦が始まりました。

■Moto2™クラス（18周）

小椋選手は予選でフロントロウを獲得し、3番手。チャントラ選手は6列目16番グリッドから決勝レースに挑みました。

小椋選手は1周目にトップに立つも、その後、2番手から3番手、3番手から4番手に少しずつポジションを落とします。13周目には再び3番手に浮上。トップを走るアロンソ・ロペス選手（CAG Speed Up）は一人先行しており、2番手争いの集団は小椋選手やチャンピオンを争うアウグスト・フェルナンデェス選手（Red Bull KTM Ajo）を含む4人のライダーによって形成されていました。

残り5周になると、2番手のフェルナンデス選手も3番手集団を引き離し、トップに接近していきます。小椋選手は3人による3番手争いを繰り広げることになりました。

小椋選手は残り4周、5番手に後退。しかし、最終ラップでアロン・カネト選手（Flexbox HP40）をかわし、4位でチェッカーを受けました。最終ラップでロペス選手をかわしたフェルナンデス選手が優勝し、チェレスティーノ・ヴィエッティ選手（Mooney VR46 Racing Team）が6位となったことで、チャンピオンシップはフェルナンデス選手が単独トップ。小椋選手は13ポイント差のランキング2番手となっています。チャントラ選手は15、14番手を走行。13位でレースを終えました。

小椋藍選手（Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより）
「レースはとても上手くスタートをきることができ、序盤は先頭集団の中にいました。しかしレース中盤になると、トップを走る2人のスピードについていけなくなりました。最後は彼らとのギャップが広がってしまいました。最終ラップまで、僕は最大限の力を振り絞って戦いました。今日はもっと速く走れると思っていたので、少しがっかりしています。しかし、今日は可能な限りのベストな結果を残すことができました」

ソムキアット・チャントラ選手（Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより）
「今朝のウォームアップでは、レース序盤からプッシュできるようにマシンを調整しました。しかし、決勝ではすぐにリアタイヤのグリップがなくなり、思ったとおりにアクセルを開けることができなくなりました。そこで、タイヤを温存するためのライディングに変更しました。集団の中でポジションを維持するためにプッシュし、13位でゴールしました。僕にとってチャレンジングなサーキットで、3ポイントを獲得することはとても重要なことです。ここでは学ぶべきことがたくさんありましたが、（次戦の）オーストリアではすべてが改善されることを望んでいます」

■Moto3™クラス（17周）

アジ選手は予選で28番手。決勝レースでは最後列10列目からのスタートとなりました。レースでは終盤に大きく順位を上げ、ポイント獲得圏内に迫る17位でフィニッシュを果たしています。

マリオ・アジ選手（Honda Team Asiaプレスリリースより）
「他のライダーとのバトルはとても楽しいものでした。オープニングラップでは先頭集団で走っていたのですが、序盤の走りを急ぎすぎてしまい、多くのミスを犯してしまいました。そして先頭集団から離れてしまいました。もしあのミスが無ければ、そのまま先頭集団で走っていることができたと思うので、とても残念です。しかしシルバーストンでの週末には全体的には満足しています。僕たちは次のレースでもプッシュし続けます」