ホンダ渾身のスーパースポーツモデルCBR1000RR- Rで国東半島をツーリング

大分県の北東部に位置し、丘陵地と谷が海に向かって放射状に延びる火山地形となる国東半島。独特の自然地形と仏教文化を持つ同半島内の寺院などを、ホンダ渾身のスーパースポーツモデルCBR1000RR-R FIREBLADEで巡る。

国東半島ツーリングスポット

  • 両市寺
  • 富貴寺
  • 昭和の町

国東半島

国東半島の地形
大分県の北東部に位置し、南を別府湾、東を伊予灘、瀬戸内海、北を周防灘に囲まれた円に近い火山地形を持つ半島。北部は岬と入江が入り組んだリアス式海岸となっており、日本の秘境100選に選定されている。南東部に大分空港がある。
標高721mの両子山をはじめとする山岳地帯であり、奇峰奇岩の風景が各所にみられ観光名所となっている。また、仏教と、国東半島にほど近くにある全国の八幡宮の総本営である宇佐八幡の八幡信仰を取り入れた「六郷満山」と呼ばれる仏教文化が、奈良時代から平安時代に形成され、現在でも内陸部を中心に多数の寺院があり、九州屈指のパワースポットの点在地とされ、こちらも観光名所となっている。

両市寺(ふたごじ)

両子寺
両子山の中腹にある天台宗の寺院で、宇佐八幡の化身とされる仁聞菩薩により養老2年(712年)に開祖されたと伝えられる六郷満山の中山本寺。山岳修行の根本道場に当たり、江戸時代には六郷満山の総持院として全山を統括していた。境内は広大で「森林浴の森日本100選」に選定されるほどの豊かな森があり、山門に続く石段の両側には総高245cmという迫力の石像となる金剛力士像が深い森の中に立っている。この像の足をさすると足腰が強くなるとされている。紅葉の名所であり、子授けの寺としても有名で毎月丑の日が祈願日。

富貴寺(ふきじ)

富貴寺
両子寺と同様、養老2年(712年)に仁聞により開創されたとされる天台宗の仏教寺院。本尊の阿弥陀如来坐像(重要文化財)が鎮座する阿弥陀堂は、宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂の一つに数えられ、現存する九州最古の木造建築物であり、国宝に指定されている。堂内には極楽浄土の世界を描いたとされる、阿弥陀浄土変装図がえががれており、日本四大壁画の一つとされている。

昭和の町

昭和の街
国東半島の根本にある豊後高田市の周防灘の入江にある昭和30年代の街並みが残る商店街。テーマパークではなく実際にある商店街となる。昭和40年代までは国東半島で最も栄えた商店街であったが、近年の商店街の例にもれず、郊外の大型店出店、過疎化などで衰退が進んでいた。衰退から建て替えが進まなかった建物などを逆手にとり、01年より町おこし事業として昭和30年代の街並みを再現したもので、多くの観光客が訪れるスポットとなった。
昭和の時代を再現した8つの商店街と、展示施設などからなる「昭和ロマン蔵」から構成。3輪のダイハツ・ミゼット、マツダ・キャロルなどが展示され、駄菓子屋の夢博物館には昔懐かしいおもちゃが並ぶ。商店街を流すボンネットバスは、昭和32年式のいすゞ・BX141型バスで、博物館に所蔵のものを修復したもので、昭和の街のシンボルとして土日祝は無料運行されている。

ホンダ CBR1000RR-R FIREBLADE

CBR1000RRRの1
2020年3月5日発表の1000㏄4気筒エンジン搭載のCBR ファイアーブレードシリーズの最新モデル。92年発表の初代モデルCBR900RRから追及しているテーマ「Total Control~操る喜びの最大化」を継承しながら、シリーズで初めて、さらに進化させた性能をサーキットやレースの領域でも発揮できるよう開発されたモデル。開発コンセプトは「Total Control for the Track~サーキットで本領を発揮するマシン」と実に明確なものとなっている。
CBR1000RRRの2
エンジンはホンダのモトGPマシンRC213Vと同一のシリンダー内径・行程を採用。ショートストローク化が図られ、鍛造ピストン、チタンコンロッドなどの採用による軽量化、低フリクション化を推し進めるなどした新設計、最高出力は160kW(218PS)/1万4500rpmを発揮。
車体は高度な剛性チューニングが可能な薄肉重力金型鋳造製法を採用した新設計のアルミ製ダイヤモンドフレームを採用。SPモデルには前後にオーリンズ製電子制御サスペンション、ブレンボ製ブレーキキャリパーを採用。車体姿勢制御システムにBOSH製6軸IMUセンサーを採用するなどし、ホンダセレクタブルトルクコントロールなど、各種電子制御システムも満載。SPモデルにはクラッチレスでアップ時もダウン時もシフト操作が可能となるクイックシフターを採用する。
外観デザインも一新されているが、高速度領域で車体を路面に押し付ける力を発生させるウイングレットを車体側面に内蔵するなど、デザインだけでなく空力という新機軸も導入されている。
車両価格はスタンダードモデルが242万円、SPモデルが278万3000円。
ちなみに車名の「RR-R」の読みは「アール、アール、アール」

最新情報をチェックしよう!