「クシタニの魅力はなんですか?」 とクシタニ契約のプロライダーに聞くと、多くのライダーが「怪我をしないことです」と答える。1人、2人でなく何人ものプロライダーがそう答える。
僕らのような普通のライダーはバイクライフにおいてそう何度も転ばないが、プロライダーにとって怪我は切実だ。
ライダーを護る革が、世界で勝てる革であり、バイク専用の革でもあるのだ。

現在、クシタニが生み出したバイク専用の革である「プロトコアレザー」と「エグザリートレザー」は革が苦手とされる水を克服した。
一般的な革は、雨や汗で濡れた後に放置・乾かしてしまうと硬くなりやすい。しかしこの2つの革は撥水性が高く、水を吸いにくく、透湿性も備えている。


「プロトコアレザー」は、まさに世界で戦うライダーたちと同じ革。レーシングスーツなどの市販品にそのまま採用されている。
「エグザリートレザー」は、様々な製品に使用され、さらに「エクスプローラージーンズ」としても展開。「エクスプローラージーンズ」は革をデニム風に加工したもの。革だけどデニムっぽい見た目でハードさを抑えている。「エクスプローラージーンズ」は自宅で洗濯できるメリットもあり、革の常識を根本から覆しクシタニのロングセラーとなっているのだ。
また、「ダイフィニッシュレザー」も用意。通常、革は染色をした上に塗装を施すのだが、「ダイフィニッシュレザー」は塗装を行わずに風合いやしなやかさを大切にした味付けにしている。しかし、塗装を施さないため、原皮の傷や汚れを隠せない。使える革がとても少ないのが難点ではあるが、原皮を自分たちで調達することができるクシタニならではの革と言えるだろう。
ライダーと革は昔から密接した関係だが、クシタニの革を選べば、その関係はさらに深くなるに違いない。
