MotoGP™第14戦サンマリノGP/Moto2™ライダー小椋選手、週末通してやや苦戦するも5位フィニッシュ果たす

9月4日、MotoGP™第14戦サンマリノGPの決勝レースがイタリアのミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで行われました。クシタニがサポートするMoto2™クラスのIdemitsu Honda Team Asiaライダー、小椋藍選手は5位、ソムキアット・チャントラ選手は8位でゴール。Moto3™クラスのHonda Team Asiaライダー、マリオ・アジ選手は転倒リタイアでした。

今大会の週末は雨が懸念されていましたが、土曜日のMoto3™クラス、MotoGP™クラスの予選時間帯に小雨が降ったものの、決勝日は快晴。レースはドライコンディションで行われました。

■Moto2™クラス(25周)

初日からやや勢いに乗り切れない小椋選手は、それでも予選で8番手、チャントラ選手は11番手を獲得。小椋選手は3列目、チャントラ選手は4列目からのスタートとなりました。

決勝レース1周目、小椋選手は5番手にまでポジションを上げます。一方、チャントラ選手は序盤に一つポジションを落としましたが、その後、10番手に浮上しています。

トップのアロンソ・ロペス選手(+Ego Speed Up)は一人抜け出し、その後方に2番手を先頭とする5人の集団が続きます。このグループには小椋選手、そして小椋選手とタイトルを争うチェレスティーノ・ヴィエッティ選手(Mooney VR46 Racing Team)やアウグスト・フェルナンデス選手(Red Bull KTM Ajo)が含まれていました。しかしヴィエッティ選手は10周目の4コーナーで転倒し、表彰台争いから脱落しています。その後、小椋選手は単独5番手の走行となります。

小椋選手はそのまま5位でゴール。チャントラ選手は8位でチェッカーを受けました。フェルナンデス選手が3位表彰台を獲得したことで、チャンピオンシップのランキングで、小椋選手はフェルナンデス選手に対し4ポイント差の2番手に後退しています。

小椋 藍選手(Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより)
「今日は表彰台まであと一歩というところまで行きましたが、この週末はずっとそうであったように、25ラップもの間ずっと彼らについていけるだけの充分なスピードがありませんでした。リアがグリップしているときは、まだ彼らを捉えられましたが、僅かでもグリップが落ちると、彼らに着いていくことはできませんでした。5位という結果は残念でなりません。レースではベストを尽くしましたが、問題点はFP1(フリープラクティス1)から解消されませんでした。(次戦の)アラゴンでは初日から良い結果が残せるように集中していきます」

サンマリノGPのレースウイークは全体的に苦しい状況。小椋選手は5位フィニッシュだった

ソムキアット・チャントラ選手(Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより)
「レース序盤、僕は先頭集団に入ろうとしました。しかし、僕の前を走るライダーが転倒し、そのライダーのマシンがコース上にあるのを見つけ、クラッシュを防ぐために大きくはらまざるを得ませんでした。コースに戻るときにはハイサイドを起こしかけました。その後は可能な限りプッシュし、何ラップかはとても速く走ることができました。最後は8位でレースを終えました」

チャントラ選手はややポジションを上げて8位でゴール

■Moto3™クラス(23周)

予選で23番手を獲得したアジ選手は、決勝レースでは5周目に10コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わりました。

マリオ・アジ 選手(Honda Team Asiaプレスリリースより)
「今日はチェッカーフラッグを見ないままレースを終えてしまいとても残念です。レースではあまり多くのラップを走っていませんが、それでも多くのポジティブな発見をしました。スタートは上手くいき17番手まで順位を上げ、その集団のなかでポイント争いをするのは心地良かったです。しかしその後ハイサイドに見舞われてしまいました。幸いにも大きな怪我はありませんでした。アラゴンGPまでの2週間に回復を目指します」

アジ選手は残念ながら転倒リタイアに終わった

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Moto2™クラス(チーム:Idemitsu Honda Team Asia)
小椋藍 選手/ソムキアット・チャントラ 選手

Moto3™クラス(チーム:Honda Team Asia)
マリオ・アジ 選手

写真:Idemitsu Honda Team Asia / Honda Team Asia

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