MotoGP™第4戦チェコGPレポート/Moto3™クラスで小椋藍選手が3位表彰台を獲得

ロードレース世界選手権MotoGP™第4戦チェコGPの決勝レースが8月9日、チェコのブルノ・サーキットで行われました。

■Moto3™クラス

Moto3™クラスでは小椋藍選手(Honda Team Asia)が予選で4番グリッドを獲得。2列目から決勝レースを迎えました。オープニングラップから上位をキープする小椋選手。今季2勝を挙げているアルベルト・アレナス選手(Gaviota Aspar Team)やデニス・フォッジア選手(Leopard Racing)を追いながら、表彰台が狙えるポジションのまま、周回を重ねていきました。

残り5周、小椋選手は5番手付近を走行。トップから10番手までが連なったまま、混戦の終盤を迎えます。小椋選手はラストラップで2番手につけると、トップのフォッジア選手を3コーナーで抜き去ります。

しかしフォッジア選手は次の4コーナーで小椋選手のインに入り、立ち上がりでトップを奪還。ここで加速が鈍った小椋選手は、3番手のアレナス選手にストレートで並びかけられ、ここから激しい2番手争いを展開します。

5コーナーから6コーナーにかけ、アレナス選手とポジションの奪い合いを演じた小椋選手。2番手に浮上し、トップのフォッジア選手を追っていましたが、12コーナーでアレナス選手に再び交わされ、3番手に後退します。最後までアレナス選手にテール・トゥ・ノーズで迫った小椋選手。アレナス選手からわずか0.046秒差で、3位表彰台を獲得。シーズン3度目の表彰台に上り、チャンピオンシップではアレナス選手に続くランキング2番手を維持しました。

今季、Moto3™クラスにフル参戦デビューを果たした國井勇樹選手(Honda Team Asia)は、自己ベストグリッドの10番手からスタート。序盤に後退したものの、13周目には18番手付近にまでポジションを上げていきました。しかし残り5周の10コーナーで転倒を喫し、リタイアとなりました。

小椋藍 選手(Honda Team Asiaプレスリリースより)
「表彰台の獲得、総合順位で2位。今日のレース戦略は、前回のレースで他のライダーの転倒に巻き込まれて、リタイアしてしまったので、レース中の駆け引きによるリスクを避け、最後まで上位集団に残ることでした。最終ラップ、上位集団をリードしようと試みましたが、今日のフォッジア選手は強く、簡単ではありませんでした。表彰台を獲得できたことは良かったですが、次戦はもっと上を狙います。」

國井勇樹 選手(Honda Team Asiaプレスリリースより)
「今日はリヤにハードタイヤを選択したので、序盤、ブレーキングに自信を持てませんでした。この点で、他のライダー達はブレーキングで私より強かったです。最初の2ラップ、全てのライダーがブレーキングで優位に立ち、私はポジションを14位落してしまいました。レースの中盤、周回ごとに順位を回復でき、自分の走りに自信を持つことが出来ました。そのまま、攻め続けたのですが、限界を超えてしまい、転倒してしまいました。今回、初めて集団の中で、戦うことが出来、そこで多くのことを学べたことは良かったです。最初のラップで、しっかり戦うためには、もっと経験を積み重ねる必要があると感じました。」

■Moto2™クラス

Moto2™クラスは、ソムキアット・チャントラ選手(IDEMITSU Honda Team Asia)が24番手、今季、Moto2™クラスデビューを果たしたアンディ・ファリド・イズディハール選手(IDEMITSU Honda Team Asia)が28番手グリッドからのスタートとなりました。

チャントラ選手はオープニングラップからポジションを落としますが、中盤には23番手に浮上。そのまま23番手でチェッカーを受けました。一方のアンディ選手は、序盤に29番手を走行。最終的には25番手でフィニッシュしています。

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