BMW S1000RRによる首都高速ツーリングで、SSの走りを堪能しながら都心の観光地を総なめ

首都圏の大動脈、首都高こと首都高速道路。都市の自動車専用道路であるが、都市ならではの独特の風景を見せるところもあり、首都高でしか堪能できないもの存在する。そういったものをBMW・S1000RRで巡る、首都高ツーリング。

首都高速道路

首都高をツーリングするなら、SSが断然楽しい。
東京都区部とその周辺地域となる、埼玉、千葉、神奈川にまたがる路線長337.8kmの都市高速道路。首都高速道路株式会社が維持管理を行う。業種はサービス業に分類。「首都高速」「首都高」などとも呼ばれるがいずれも、首都高速道路株式会社の登録商標となっている。2009年5月までは首都高速道路公団が運営を行っていた。

埼玉県のさいたま見沼までをのぞき、主に東京外環自動車道の以南から南は神奈川県の湾岸線の並木まで、南北に長い範囲となっており、各路線には番号と名前がある。
都心を中心に環状線と放射状に延びる路線があり、環状線はC1と呼ばれる都心環状線と、大井ジャンクションから葛西ジャンクションまでの中央環状線がある。
放射状に伸びる線では1から11番までの番号があり、番号と名前で呼ばれる。
1号は1号上野線と1号羽田線があり、1号羽田線から環状線を時計回りに2号目黒線、3号渋谷線、4号新宿線、5号池袋線と続き、6号も二つあり6号向島線と6号三郷線、7号小松川線、8号は実在するが短いため欠番、9号深川線、10号晴海線、11号台場線となる。この他、八重洲線、湾岸線、湾岸分岐線がある。
神奈川の路線にも番号と名前があり、1号横羽線、2号三ツ沢線、3号狩場線、4号欠番、5号大黒線、6号川崎線、7号は2つあり横浜北線と横浜北西線となり、東京から続く湾岸線もある。
埼玉の路線は〇号という呼び名はないが、川口線、新都心線、大宮線がありそれぞれS1、S2、S5がふられている。
BMWのスーパースポーツタイプのバイクで首都高をツーリング
首都高速道路にはPA(パーキングエリア)も設けられている。首都高速道路の状況から小規模なものが多く、駒形PAや大師PAはあ4輪用の駐車場が8台というものとなっているが、大黒PAは4輪用駐車場が335台と大きく、食堂も併設した一般的なPAの佇まいとなっている。
首都高速道路にあるPAは平和島(上り、下り、羽田線)、用賀(上り、渋谷線)、永福(上り、新宿線)、代々木(上り、新宿線)、志村(上り、池袋線)、南池袋(上り、池袋線)、箱崎(向島線)、駒形(上り、向島線)、加平(下り、三郷線)、八潮(上り、三郷線)、辰巳第1(上り、深川線)、辰巳第2(上り、深川線)、芝浦(上り、台場線)、市川(西行き、湾岸線)、大井(西行き、湾岸線)、大井(東行き、湾岸線)、大黒(湾岸線)、大師(下り、横羽線)、川口(上り、川口線)と20近くがあり、給油などの施設はないが、大半が小規模で独自性の高いものとなっている。
都内且つ短い時間で満足感を得られる首都高ツーリング
観光地とはまた違った景色が見られるのも都心の道路であり首都高速道路の特徴の一つであるが、橋でみても横浜ベイブリッジ、レインボーブリッジ、かつしかハープ橋、五色桜大橋、鶴見つばさ橋などあり、夜にはライトアップもなされる。夜景では横浜のみなとみらい、川崎の工場群、お台場や六本木、羽田空港、東京タワー、東京スカイツリーなどの夜景も首都高から眺めることもできる。新幹線が並ぶ、湾岸線の大井付近、東京モノレールと並走する1号羽田線、日本最長の道路トンネルとなる18.2kmの山手トンネルなど、走りながら独特の景観を堪能できるスポットが豊富にあるのも首都高速ならではといえる。また、様々なルートを選択できるのも首都高速の特徴であり夜などは都市の夜景からベイブリッジ、レインボーブリッジ、東京タワー、東京スカイツリーなどを一度に楽しむことも可能である。

漫画や映画の舞台になることも度々あるほど魅力的な首都高速道路。高速道路といえば、目的地と目的地とをつなぐ通り道になりがちであるが、都会ならではの景色の中を程よいスピードで駆け抜けられるとあって、ちょっとひとっ走りする場所として選ばれることも多い。

BMW S1000RR

BMW1000RRのスペックと特徴をご紹介。走りは動画でご覧いただけます。
最高出力207馬力を誇る直列4気筒エンジン搭載のスーパースポーツモデル。パラレバーやテレレバー、シャフトドライブなどのBMWらしい機構は無く、フロントにテレスコピックフォーク、リアはリンク式モノサスペンション、フレームはアルミ合金製ツインスパーで、チェーンドライブとステレオタイプなリッタースーパースポーツモデルの構成を踏襲しているが、各種電子制御技術などを満載し、車体重量は200㎏とパワーウエイトレシオでは1㎏を切る、スペックだけでもかなりの数の他社製スーパースポーツモデルを凌駕するものとなっている。

エンジンには可変カムシャフトを採用し、低中速域での高いトルクと高回転域のさらなる高出力を実現。ライディングモードはRAIN、ROAD、DYNAMIC、RACEの4つが選べ、それぞれに、エンジンのスロットル特性から、トラクションコントロール、エンジンブレーキ、ウイリーコントロール、ABSのコントロールなどが総合的に制御されるが、RACEモードでは個別にセッティングすることも可能。クラッチを使わずにシフトアップ、ダウンが可能なシフトアシスタントプロも装備しているなど、ハイパフォーマンスを誇るモデルであるが、電子制御により扱いやすさも実現したモデルとなっている、さらにオプションで電子制御サスペンションやカーボンホイールなども用意されており、さらなる性能アップも可能となっている。
グリップヒーターやUSBチャージソケット、ETC2.0を標準装備するなど、普段使いの勝手の良さが高められている点も特徴の一つといえる。
BMWはこのモデルでワールドスーパーバイク選手権にも参戦している。
価格233万円~

最新情報をチェックしよう!