ハーレーダビットソン パンアメリカ1250インプレ【新たな道を切り拓く】

2021年に、ハーレーダビッドソンから発売した初のアドベンチャーバイク『パンアメリカ1250/1250スペシャル』。

この”パンアメリカ”という名前は、アメリカに実在する「パンアメリカ・ハイウェイ」に由来するそうです。

北米から南米まで、太平洋岸に沿って走るパンアメリカ・ハイウェイは、世界で最も長い道であり、その中にはジャングルや山岳、砂漠などの色んなエリアが含まれているそう。

まさに、この【Harley-Davidson PAN AMERICA】にピッタリの名前だなぁ・・・!と思います。

パンアメリカ1250とパンアメリカ1250スペシャルの比較画像
パンアメリカ1250(写真左)、パンアメリカ1250スペシャル(写真右)

新しいジャンルのHarley-Davidson

この日パンアメリカに試乗するため、HD正規ディーラーの『ハーレーダビッドソン練馬』にお伺いしました。

まだ同店に到着して間もないキラキラの新車『パンアメリカ1250スペシャル(ビビッドブラック)』が、お店の試乗車(パンアメリカ)第一号機。

このいかにも機械的と言いますか、ロボット的というか、特徴的なキャラクターは好みが分かれるところだとは思いますが、私は結構 好きです。

新開発されたハーレーのVツインエンジン『エボリューション マックス1250』の流麗さに魅せられます。

パンアメリカの排気量は1252cc、水冷V型2気筒。さて、152馬力の乗り心地は・・・!?

安心感と乗りやすさはバイクがサポート

大きな車格と重厚感あふれる見た目とは裏腹に、”スッ”と身体がパンアメリカのポジションに馴染みました。

軽いハンドリングで軽快に走れる。一般道の”ストップ&ゴー”は、想像以上に楽ちんでした。

・・・と、いうのも

パンアメリカ1250スペシャルに搭載されている色んな電子制御システムの1つに”アダプティブライドハイト(車高調整機能)”という機能があります。

簡単に言うと、走行速度や荷重を検知し、自動的に車高を上げたり、下げたりしてくれる機能のこと。

そしてアダプティブライドハイトの機能がオートバイに搭載されるのはこのパンアメリカ1250スペシャルが世界初だそうです。

乗っていて、シート高が上下するのがわかる、足つきが断然良くなる変化が体験できるのは、なんだか不思議な感じ。

身長166cmの女性ライダーがパンアメリカに跨った場合の足付き具合を画像でご紹介します。
木村亜美 身長:166cm

いろんなプレミアムな機能がたくさん詰まっているパンアメリカなんですが、詳しいインプレは私のYouTubeチャンネル「あみTV」をご覧ください。(※動画は記事↓下)

アダプティブライドハイトの動きも、動画ならより解りやすく見れますよ!

車両重量は258kgで、タンク容量は21.2ℓ。取り回しに関しては、重心が割と前方下にあるので私でも案外、動かせます。

ガソリン満タン時は、まぁ重くはなりますが、それでも300kg以下なので、このクラスでは許容範囲かと私は思いました。

走行時は、脚が割と熱くなります(笑)。1250ccのエンジンが真下でフル稼働しているから そりゃ熱いですよね。これについては、乗り手側でヒートガードなどの対策を施せば改善できるポイントかと思いました。

あと、個人的にワガママを言うとすれば、”クイックシフター”が付いていたら最高。(←私がSS乗りだから?)

ハーレーのパンアメリカなら、ワインディングや高速カーブも快適!

メカっぽい感じも、だんだん愛嬌に

とは言いつつも、すごくフレンドリーなバイク『パンアメリカ』。

今までのハーレーには無かった”アドベンチャー”という新しいジャンル故に、これを選ぶライダーもオフロード好きや、ビッグオフ オーナーなど、より幅広い層のライダーが注目しているそうです。

ストリートは勿論、これからはオフロードでもHarley-Davidsonを楽しむライダーが増えていくと思うと嬉しい私。

舗装・未舗装問わず、ハーレーに限らず、色んなフィールドで、色んなメーカーのバイクが活躍するのを見れるのが、ワクワクする。

発表当初は、”ハーレーが作るアドベンチャーバイク!?・・・って、どうなのよ?” などの、

巷の訝る声もあったようですが・・・・、?

いざ実際、乗ってみると『あれ?・・・良いね。』ってなると思います。

ツーリングも楽々こなせるアドベンチャーバイク

パンアメリカは、全国のハーレーダビッドソン正規ディーラーで試乗ができますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

パンアメリカのTFTディスプレイはタッチ操作も可能。さらに日本語表示も!
TFTディスプレイはタッチ操作もできます。”日本語表示”なのも嬉しい。
自動で高さを調整できるパンアメリカのスクリーン。ハンドルロックにはキーが必要
ウインドスクリーンは手動で上下調節(写真左)、キーレス(イグニッション)だけどハンドルロックはキー操作で(写真右)。安心!

 


【YouTube あみTV】
ハーレーのアドベンチャーバイクを一般道でインプレ(HARLEY-DAVIDSON Pan America 1250 Special)


【関連リンク】

Harley-Davidson PAN AMERICA1250 SPECIAL
Harley-Davidson PAN AMERICA1250


【撮影協力】
ハーレーダビッドソン練馬


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