6月5日、MotoGP™第9戦カタルーニャGPの決勝レースがスペインのバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われました。クシタニがサポートするMoto2™クラスのIdemitsu Honda Team Asiaライダーの小椋藍選手は7位、ソムキアット・チャントラ選手は12位でフィニッシュ。Moto3™クラスのHonda Team Asiaライダー、マリオ・アジ選手は転倒リタイアでした。
■Moto2™クラス(22周)
カタルーニャGPでは小椋選手、チャントラ選手ともに初日からやや苦戦を強いられ、小椋選手は4列目10番グリッド、チャントラ選手は7列目19番グリッドからスタートする決勝レースとなりました。
小椋選手は好スタートを切って1周目を6番手で終えると、チャンピオンシップでランキングトップにつけるチェレスティーノ・ヴィエッティ選手(Mooney VR46 Racing Team)と5番手争いを展開します。一方、チャントラ選手もスタートでポジションを上げると、レース中盤までに13番手に浮上しました。
5周目を終えるころにはトップを走るジョー・ロバーツ選手(Italtrans Racing Team)が後方を引き離し始め、小椋選手は2番手のアロン・カネト選手(Flexbox HP40)を先頭とする隊列でポジションを争っていました。小椋選手はヴィエッティ選手、アウグスト・フェルナンデス選手(Red Bull KTM Ajo)にかわされ後退。さらにマルセル・シュロッター選手(Liqui Moly Intact GP)との激しい7番手争いを繰り広げたのち、シュロッター選手にかわされ、ロバーツ選手が転倒したことで7番手となりました。
その後も小椋選手にとって苦しい展開が続き、ポジションを二つ落として9番手となります。前のライダー二人がリタイアとなったことで、小椋選手は7位でフィニッシュしました。ランキングトップのヴィエッティ選手が優勝したことで、ヴィエッティ選手とランキング2番手につける小椋選手との差は16ポイントとなりました。チャントラ選手は12位でレースを終えています。
小椋 藍選手(Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより)
「スタートは悪くなかったです。トップグループについていけたが、ラップを重ねるごとに、リアのグリップが落ちて、トップグループから離れてしまいました。僕のライディング・スタイルに今日のコンディションに合いませんでした。違うライディングを試しましたが、合わせきることができなかったです。しかしこのような状況でもポイント圏内でフィニッシュできて満足しています。この週末ずっとチームは頑張ってくれました、感謝しています。次戦はもっといい結果を出します」
ソムキアット・チャントラ選手(Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより)
「19番手スタートで良い結果を出すのは難しいとわかっていましたが、ウォームアップで決勝に向け、いくつかセットを変更しました。19番手からのスタートでタフなレースとなりました。路面温度が高く、フロントタイヤのコントロールに苦労し、頻繁にコントロールを失ってしまいました。しかしこのタフなレースでは多くのことを学べたので、満足しています。次戦のザクセンリンク(第10戦ドイツGP)では、いい走りができると確信しています」
■Moto3™クラス(21周)
アジ選手は7列目19番グリッドからMoto3™クラスの決勝レースに挑みました。1周目でやや後退したアジ選手は、23、24番手付近につけていましたが、9周目に転倒を喫し、リタイアとなりました。
マリオ・アジ 選手(Honda Team Asiaプレスリリースより)
「決勝は12コーナーでクラッシュしてしまい、残念です。トップ集団で戦える自信があったので、この結果はなかなか受け入れられません。スタート時点で不利な状況でした。自分が思っているラインどりができず、ワイドなラインになってしまいました。もっとよく状況を判断しないといけません。その後、ポイント争いをしている集団と同じラップを刻み、ポジションを上げようとトライしましたが、最後にクラッシュしてしまいました。気持ちを切り替えザクセンリンクに挑みます」
世界で戦うライダーを支える
クシタニがサポートするMoto2™、Moto3™ライダー
Moto2™クラス(チーム:Idemitsu Honda Team Asia)
ソムキアット・チャントラ 選手/小椋藍 選手
Moto3™クラス(チーム:Honda Team Asia)
マリオ・アジ 選手
写真:Idemitsu Honda Team Asia / Honda Team Asia