MotoGP™第7戦フランスGP/チャントラ選手が3位獲得。今季3度目の表彰台に立つ

5月15日、MotoGP™第7戦フランスGPの決勝レースがフランスのル・マン-ブガッティ・サーキットで行われました。クシタニがサポートするMoto2™クラスのIdemitsu Honda Team Asiaライダーのソムキアット・チャントラ選手は3位を獲得。今季3度目の表彰台に立ちました。小椋藍選手は5位、Moto3™クラスのHonda Team Asiaライダー、マリオ・アジ選手は22位でした。

フランスGPが開催されるル・マンは天候が不安定となりやすいサーキットです。金曜日、土曜日のセッションはドライコンディションで行われましたが、決勝日の天候はMoto3™クラスのレースに影響しました。

■Moto2™クラス(25周)

小椋選手とチャントラ選手はともに予選で転倒を喫し、小椋選手は3列目7番グリッド、チャントラ選手は4列目10番グリッドから決勝レースに挑みました。

チャントラ選手は好スタートを切って8番手に浮上し、一方、小椋選手は12番手に後退しましたが、7周目にはチャントラ選手が6番手、小椋選手が7番手にポジションを上げました。その後、チャントラ選手はアロン・カネト選手(Flexbox HP40)やキャメロン・ボビエ選手(American Racing)と表彰台争いを繰り広げます。トップを走っていたペドロ・アコスタ選手(Red Bull KTM Ajo)が転倒を喫したことで、それは2位争いとなりました。この三つどもえの表彰台争いで、チャントラ選手は15周目、2番手に浮上します。

2番手を守っていたチャントラ選手ですが、残り7周の8コーナーでラインを外し、4番手に後退。一時は表彰台圏外となりますが、残り2周でボビエ選手をかわし、3番手にポジションを上げました。チャントラ選手はそのポジションを守り、3位表彰台を獲得しています。

小椋選手は中盤以降、マルセル・シュロッター選手(Liqui Moly Intact GP)と5番手争いを繰り広げたのち、シュロッター選手をパスし、5位でチェッカーを受けました。

ソムキアット・チャントラ選手(Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより)
「厳しいレースでした! ル・マンでは速く走れる選手が多いです。速度を上げるために、昨日、マシンセットアップを少し変えましたが、フィーリングを失い、フリー走行3とQ2で転倒してしまいました。それで今日はセットアップを金曜と同じに戻したのです。3位は素晴らしいです」

2022年シーズン、ランキング上位争いをくりひろげているタイ人ライダーソムキャット・チャントラ選手
カネト選手、ボビエ選手と接戦の表彰台争いを展開

小椋 藍選手(Idemitsu Honda Team Asiaプレスリリースより)
「難しいレースでした。スタート直後から上位グループに追走できず、ペースも出ませんでした。少しフィーリングも失い、速く走れなかったです。それにも関わらず、5位でフィニッシュできました。ハードなレースウィークだったことを考えると、悪い結果ではないです。次はムジェロで、またタイプの違うサーキットなので、何が起こるか見ていきたいと思います」

moto2の年間ランキングでトップを争っている小椋 藍選手は、2023年以降motogpへの進出が期待される
小椋選手(#79)にとって厳しい週末。しかしそんな週末を5位で終えたことは大きい

■Moto3™クラス(14周 ※赤旗中断により、周回数短縮)

アジ選手は9列目27番グリッドからMoto3™クラスの決勝レースを迎えました。序盤に複数のライダーの転倒が発生する中、アジ選手はポジションを上げて14番手に浮上します。しかし雨が降り始めたことで2周目に赤旗が提示され、レースは中断となりました。

中断の間に再び天候は回復し、複雑なコンディションの中、当初のグリッドで周回数は14周に短縮されてレースが再開しました。アジ選手は24、25番手付近でポジション争いを繰り広げ、22位でフィニッシュしています。

マリオ・アジ 選手(Honda Team Asiaプレスリリースより)
「いいスタートを切ったのですが、レッドフラッグが振られてしまい、レースが中断。その時は14番手で、再スタート後はトップ集団に追走できるだろうと思っていました。しかし、一人の選手に前を阻まれ、フロントグループを見失ってしまいました。トップ選手と変わらないペースだったのが救いです。それでも、グリッドポジションが悪かったのが響きました。もっとグリッドの前方に出られるよう、スタートからのレース運びを学ばないといけません。マシンセットアップはヘレスよりも良好だったので、チームのパフォーマンスには満足しています。(次戦イタリアGPの)ムジェロが楽しみです」

出光ホンダチームアジアからmoto3に参戦するインドネシア人ライダー マリオ・アジ 選手
赤旗中断前は14番手を走行していたアジ選手(#64)。ペースは悪くなかった

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Moto2™クラス(チーム:Idemitsu Honda Team Asia)
ソムキアット・チャントラ 選手/小椋藍 選手

Moto3™クラス(チーム:Honda Team Asia)
マリオ・アジ 選手

写真:Idemitsu Honda Team Asia / Honda Team Asia

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