スピードの低い街中でも、カッコ良いな~と感じるフォームで走っている人がいる。こちらは自然体で無理がなく、バイクとの一体感が高くて「操ってる感」が伝わってくるからだろうか。
じつはその感覚も正解! ハンドルにしがみついたりせずに下半身で身体を支え、常に上半身をリラックスさせているので自然体に見える。バイクは自分の身体の中で重心を移動させてコントロールするので、余計な力を入れずに一体感を高めることが大切だからだ。もちろんカッコいいだけでなく、バイクの曲がる性能を邪魔しないので毎回同じように曲がれ、長時間走っても疲れないのも大きなメリット。
まずはシートの後ろ寄りに座って、みぞおち辺りを引っ込めたフォームを取ってみよう。ヒジが少し曲がるくらい腕の力を抜き、上目使いでアゴを引く。自分で自分のフォームは見えないけれど、ここを意識するだけでも、かなりカッコいいフォームになるハズだ。