ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「ブレーキのかけ方、勘違いしていない?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.17

ハードブレーキを目指しているわけじゃないし、強くかけなくても十分に減速できるから、ジワ~っとかけ始めて後からギュ~ッと強めて効き具合を調整しているけれど、……なぜか帳尻が合わなくて減速し過ぎたり、スムーズに傾けられなくて焦ったり、……なんで?? 

#17 ブレーキのかけ方、勘違いしていない?

後半で強さを調整するんじゃないんですか?

スピードが出ているストレートで、ブレーキを強くかけるのがなんとなく不安。そのため、まずはジワ~っとかけて、減速してきたら徐々に強めているけれど、カーブ直前で思いのほか強く効き過ぎたりして、思ったようにコーナリングを組み立てられない……。

Picture of 小川勤|TSUTOMU OGAWA
小川勤|TSUTOMU OGAWA

バイク専門誌に25年ほど携わり、10年ほど編集長を経験。その間、国内外の様々なバイクに試乗。2022年よりフリーランスのジャーナリストに(身長165cm)。

ジワ~っとかけはじめ、後からギュウッと強めているけれど、なにか?

ブレーキ操作に自信がないと、最初から強くかけることができない。とくにスーパースポーツ系の強力に効くブレーキだと、なおさらそう感じるかもしれないし、そもそも強くかけなくても十分に減速できる。だから最初はジワ~ッとかけ始め、徐々にブレーキレバーを引く力を強めてスピードを調整しているライダーが多いのではないだろうか。

もちろんこの方法でも減速はできるが、途中から思いのほかにブレーキが強く効いて、コーナーを曲がり始めるけっこう手前で減速し過ぎて、なんとなくダラダラと進入してしまうコトも多いはず。

反対に大切な向き変えの直前でブレーキが強く効いてしまい、車体が起き上がったまま前のめりの姿勢になってきちんと向き変えできない……ということに陥りやすい。

では、どうすればコーナリングの組み立てとブレーキングのタイミングを上手く合わせることができるだろう?

コーナーのかなり手前で減速しきってしまい、ダラダラと進入……。

向き変えの直前にブレーキが強く効いてしまい、車体を傾けられない!

じつはブレーキのかけ始めは相応にスピードが出ているので、探るようにソ~っとかけるとブレーキはあまり効かない。またブレーキの構造上、ディスクローターやブレーキパッドはある程度温まっていないと効きが弱い。

しかしソ~っとかけていても、ディスクやパッドが摩擦熱で徐々に温まることでブレーキの効きが強くなり、あわせてスピードが落ちることで相対的にブレーキが良く効くようになる。

そのため最初にジワ~っとかけて、後半で強めて調整しようとすると、そのタイミングで思った以上にブレーキが強く効いてしまう。かと言って、その現象を見越して(?)後半に強めなければ、最初に減速できていないのでコーナーにオーバースピードで入ってしまう危険もあるのだ。

「最初にジワ~、後から強める」かけ方のイメージ。後半でブレーキがどれくらい強まるか予測できず、効き具合を調整するのも困難だ。

ブレーキは「最初に強く、緩めて調整」がセオリー!

ブレーキの効き具合は「最初に強くかけて、緩めながら調整」するのが得策。これはサーキット走行はもちろん、街中の信号停止でも同じだ。

「最初に強く、緩めて調整」するかけ方のイメージ。ブレーキングの前半で減速を終わらせ、後半は車体姿勢の調整や向き変えのキッカケを作るために弱いブレーキを維持する。

とはいえ「そもそもブレーキに自信が無くて強くかけられないのに……」と感じる方も多いだろう。しかし、とくにサーキット走行のようなストレートで直立・直進してスピードが出ていれば慣性力が強いため、そこでブレーキを強くかけても車体は非常に安定しているのだ。しかも近年のバイクはABS(アンチロックブレーキシステム)を装備しているので、強くかけてもタイヤがロックする危険はほぼゼロ。さらに最新のレースABSやコーナリングABS装備車なら、フロントブレーキを強くかけてもリヤブレーキも最適なバランスで効くため、イヤな「前のめり」も起こさない。

というワケで、まずは最初に強くかけてブレーキングの序盤できちんと減速する。そして向き変えするポイント(先導走行のレコードラインで覚えておこう)に向けて、ブレーキレバーを引く力を微妙に緩めながら、フロントフォークが伸び切らないように低い車体姿勢を維持して、向き変えのポイントにきたらスッとリリースするのだ。

緩める際に「ポンッ」と一気に離してしまうと、フロントフォークが一気に伸びてしまうため、緩める際はレバーを引く時以上に繊細に調整しよう。

繰り返しになるが、まずは最初に強くかけることでしっかり減速し、後半は完全にリリースするかしないかのトコロを微妙に調整して、車体姿勢作りや向き変えのタイミングを正確に決めるために使うのだ。

ブレーキの苦手意識は「レバー位置」でクリア!

最初に強くかけ、緩めて調整するのがブレーキのセオリーとはいえ、ブレーキ操作に苦手意識があると、いままでの「最初はジワ~ッと」から修正できない。そこでオススメしたいのが、ブレーキレバーの位置の調整だ。

ブレーキレバーを指何本で操作するかに決まりはないが、「4本がけ」のライダーはレバーを近くにセットしているパターンが多いようだ(レバーが遠いと指が届かないため)。これだとブレーキをかけるときに「握る操作」になりやすく、力の調整がしにくい。それ以上に問題なのが緩める時で「4本がけ&近いレバー」だと、微妙な調整ができずにポンッとリリースしてしまう。コレだと「緩めて調整」ができないため、後半で握り込む操作になりがちだ。

4本がけ&近いレバー

ブレーキをかける時はともかく、リリース時はポンッと離してしまい、力の調整ができない。

そこで試して欲しいのが『2本がけ&遠いレバー』だ。指を伸ばした時に、中指の第1関節がやっとレバーにかかる位の位置にセットしてみよう。この位置にするとレバーを「引く操作」になるため、最初に強くかける時にレバーを強く引け、かつ緩める時も微妙な力加減で強弱のコントロールがしやすいのだ。

2本がけ&遠いレバー

引き込む時もリリース時も入力コントロールが容易。最初は違和感があるが、スグに慣れるので、思い切って遠くにセットしてみよう。

ブレーキのかけ始めはともかく、リリース時の調整をやっていないライダーは多い。しかし、そこをキチンと意識すると「最初に強くかけ、緩めて調整」ができるようになり、よりコーナーへのアプローチがスムーズになるだろう。

バイクトリビア

ラジアルマスターシリンダーなら 強くかけ易い

フロントブレーキのレバーが付いている「マスターシリンダー」。近年のスーパースポーツ系やスポーツネイキッドは「ラジアルマスター」と呼ばれるタイプが増えており、フィーリングが良好で、強くかけたりリリースのコントロール等、ブレーキ操作がしやすくなっているのが特徴だ。

BMWのS1000RRが装備する、NISSIN製のラジアルマスターシリンダー。

ラジアルマスターシリンダーは従来からの横押し式マスターシリンダーと比べて「レバー比」が大きいため操作時のレバーの引き代が大きく、入力のコントロールの幅が広くなっている。そしてレバーのタッチ(引き込んだ時のフィーリング)も柔らかいため、結果的に強くかけることもできるのだ。

ハンドルバーに対し、横置き式のシリンダーは平行なのに対し、ラジアルマスターシリンダーは90度に直交して配置する。少し斜めに70度ほど角度が付いたセミラジアルマスターシリンダーも存在する。

市販バイクは2000年代初頭からスーパースポーツ系を中心にラジアルマスターの装備が始まったが、現在も小~中排気量モデルは従来からの横押し式マスターが少なくない。ブレーキ系のカスタムの中でラジアルマスターへの換装は効果が高いので、サーキット走行をより楽しむために交換するのもアリだろう。

次回予告 第18回  サーキットは後ろに座ろう!

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