いまどきのバイクのブレーキは、ものスゴく良く効く。だから「効きが悪くてぶつかりそうになった」なんてコトはあり得ない。……ハズなんだけど、じつはブレーキを強くかけるのが怖い。せっかく強力なブレーキを装備しているのに、もったいない気がする……。
#4 怖くないブレーキのかけ方
強力なブレーキなのに宝の持ち腐れ
スーパースポーツはもちろん、ネイキッドやオフロードモデル、比較的排気量の小さいFUNバイクでも、いまどきのバイクはとにかくブレーキが良く効く。けれど思った以上に強力なためか、実際は強くブレーキをかけるのが不安、というか怖い。飛ばしているワケでは無いけれど、わき道から急に車が出てきた時とか、もっと強くブレーキをかけたいが……。
小川勤|TSUTOMU OGAWA
バイク専門誌に25年ほど携わり、10年ほど編集長を経験。その間、国内外の様々なバイクに試乗。2022年よりフリーランスのジャーナリストに(身長165cm)。
もっと強くブレーキがかけられたら安心なのに……
そもそも公道を制限速度で走っていれば、そんなにブレーキを強くかけなくても、大抵のシーンでは十分に減速したり停止できるハズ。とはいえ、ブレーキの効き具合(ブレーキ効力の強弱)を自分が思った通りに調整できないと、たとえ強くかける必要が無くても「強くかけられない→止まれないかも」の不安が常に付きまとう。これでは走っていて楽しくない。
なので、大切なのは「強くかける」ことより、「自分が思った強さでかけられる」こと。そんな『ブレーキのコントロール』に馴染むのが得策だ。
ジワ~っとかけているのに、思い通りに減速できないのはナゼ?
強くかけられないなど、ブレーキに不安や苦手意識を持っているライダーは、ず~っと弱い力でジワ~とかけているパターンが多い。もちろんスピードが高くなければ、このかけ方でも十分減速したり止まることはできる。とはいえ、かけ始めはあまりブレーキが効かず、後半で思いもよらずにグッと強く効いてしまうことがある。
ジワ~と弱く一定の力でかけ続けると……
ブレーキレバーにかけた指にそっと力を入れて、探るように一定の力でかけ続ける。思った以上に減速できず、後半にギュッと強めてしまうことも。
一定にかけても、後から強く効く
スピードが高く、ブレーキが「冷えている」初期段階は強く効かないが、スピードの低下とブレーキが温まることで後半にブレーキ効力が急速に立ち上がる。
まずブレーキのかけ始めは相応にスピードが出ているので、そっとかけたらブレーキが効かない。またブレーキは構造上、ディスクローターやブレーキパッドがある程度温まっていないと効きが弱い(かけ始めはブレーキは冷えている)。
しかしブレーキレバーを握る力が一定でも、スピードが落ちてくるのと摩擦熱によってブレーキが温まる相乗効果によって、後半ではブレーキの効きが急速に強くなる。
また、ブレーキ効力が立ち上がる前に「ブレーキが効かない」と感じて、そこからレバーを握る力を強めてしまうと、後半のブレーキ効力の立ち上がりに、さらにプラスして強く効くため、思った以上にガクッと前のめりになるほど効いてしまうこともある。
最初に強くかける方が怖くない!?
ブレーキの効きをきちんとコントロールするには、じつは「最初に強くかけて、緩めながら効きを調整」する。街中の信号停止や峠路のカーブの減速はもちろん、サーキット走行やレースでも、このかけ方がセオリーだ。
最初に強くかけ、緩めて調整
かけ始めはグッと強くレバーを引き、徐々に緩めてブレーキの効き具合を調整する。
レバーの引きを弱めるから、効きを調整できる
最初に強くかけることで、ブレーキ効力も素早く立ち上がってきちんと減速を始める。スピードが落ちて行き、ブレーキも発熱するのでブレーキ効力が高まるので、ブレーキレバーを引く力を緩めて、効きを弱める方向でコントロールする。
そもそもブレーキを強くかけるのが怖いのに「最初に強くかけろ」というのは乱暴な気もするが、かけ始めはスピードが出ているため車体が安定しており、乱暴にかけなければグーっと自然にブレーキ効力が高まってスムーズに減速を始める。その効力を感じたら、すかさずブレーキレバーを引く力を徐々に緩めて、ブレーキの効きをコントロールしよう。
慣れないうちは難しく感じるが、後半で急に強く効いたりしないので、試しているとコントロール性の良さを実感できるようになってくる。そしてブレーキ効力を思った通りにコントロールできるということは、結果として強いブレーキを不安なくかけられるようになるわけだ。
レバーが遠い方が上手くかけられる!
「最初に強くかけて、緩めながら効きを調整」するブレーキ操作には、レバーの位置が関係している。
レバーを近くにセットすると4本がけでしっかり握れる気がするが、レバーを引く力の調整がしにくいため、結果的にブレーキを強くかけることができない。
反対にレバーを遠目にセットすると、ブレーキが効き始めるところまでレバーを引いたとき(この位置を「タッチが出る」と呼ぶ)、ちょうど第2関節の曲げ伸ばしで引く力の強弱を調整でき、ブレーキ効力のコントロールがしやすい。これはブレーキを効かせる方向だけでなく、効力を弱めるためにレバーを緩めるの操作もやりやすい。
レバーを遠目にセットすると慣れないうちは違和感があるが、意識して半日も乗っていればスグに慣れるので、ぜひお試しを!
アジャスターでレバーの位置を調整しよう!
スポーツ系やミドルクラス以上のバイクの多くが装備しているレバーアジャスター。レバーの「遠い~近い」を簡単に調整できる。
近い方が握りやすいが……
レバーが近い方が握りやすく感じるが、実際にブレーキが効き始める位置(タッチが出る位置)で指が曲がり過ぎてしまい、そこから力の強弱を調整しにくい。
遠目の方がコントロールしやすい
中指の第1関節がギリギリかかるくらい遠目にセットすると、ブレーキが効き始める位置(タッチが出る位置)を第2関節の曲げ伸ばしでコントロールしやすい。
ブレーキレバーには指を何本かける?
ブレーキを操作するのに指何本が良いのかは、キャリアの長いライダーの間でも話題になるが、強力なブレーキを装備している現行バイクなら、2本がけでも1本でもOK。ブレーキレバーのタッチが出る位置で、力の強弱をきちんと調整できれば、各人の好みで大丈夫だろう。
ちなみに4本がけは必ずしもNGではないが、ブレーキレバーを遠くにセットできない(指が届かない)=タッチが出た位置で力の強弱を調整しにくい、ということは覚えておこう。
バイクトリビア
ブレーキのラジアルマスターシリンダーは何が凄い?
近年のスーパースポーツ系のバイクが標準装備し、アフターパーツとしても人気の高いブレーキの「ラジアルマスターシリンダー」は、従来の横押し式のマスターシリンダーと何が違うのか?
なんとなく「高性能なブレーキシステム=制動力が強い」というイメージがあるが、じつはラジアルマスターだからといってブレーキの効きが強くなるワケではなく、ブレーキが効き始めるタッチが出た位置からの「引き代」の大きさが特徴。タッチが出てからレバーの引き代が大きいと、そのぶん繊細にレバー入力を調整しやすくなる。すなわちブレーキ効力のコントロール性が高くなる。
結果として強くブレーキをかけられるのはもちろん、ブレーキを緩めていく時の「リリース感」も大幅に向上するので、サスペンションの動きや車体の姿勢もコントロールしやすくなる。そうすると向きを変えるタイミングなどもわかりやすくなり、いっそうバイクを操っている感覚が強くなる。
次回予告 第5回 コーナリング=旋回 じゃないの?
KUSHITANI RIDING METHOD BACK NUMBER
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「もし転んでしまったら?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.11
すご~く考えたくないコトだけれど、もしサーキット走行会で転んでしまったらどうしよう……? もちろん気をつけて走るつもりだけど、転倒したらどうすればいいの? それに自走で参加した場合は、無事に家に帰れるんでしょうか? #11 もし転んでしまったら? 転
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サーキット走行は速さだけを追求するのではなく、愛車の性能を味わったりライテクを磨くのに最高のシチュエーション。……とはいえ公道とは異なる速度域で走るので、ウエアやヘルメットなどの「装具」は、サーキットに適したものが必要です! #03 サーキットを走る
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ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「サーキット走行の魅力ってナニ?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3
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視界の開けたワインディング。立ち上がりでアクセルを大きく開けると、リヤサスペンションがグゥ~っと沈みながらドーンと加速! このフィーリングが気持ち良くて先輩ライダーに話したら、どうも思っていたのと違うみたい……。どういうコト?? ♯12 アクセルを開
ライテクをマナボウ「 リヤブレーキを使うほど得をする」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
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スポーツライディングに興味が湧いてくると、腰をずらしたりヒザを開いたり、レーシングライダーの真似をしてみたくなって……『やっぱりヒザを擦ってみたい!!』とはいえかなりハードル高そうだし、普通のライダーがヒザを擦るのは無理ですか? ♯10 いつかはヒザ
ライテクをマナボウ「ヒザを出すとバイクが寝ない?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
レース映像を見ていると、ライダーはコーナーで腰をずらしたうえにひざも出している。ツーリングで訪れるワインディングでも、ヒザを出しているライダーを見かけることが多いけど……。速そうでカッコ良いけれど、ヒザを出すと上手く曲がれるんですか? #9 ヒザを出
ライテクをマナボウ「タイヤに空気 入っていますか?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
バイクの日常的な点検で大切な「タイヤの空気圧」。バイク雑誌やWEBのメンテナンス記事でも「マメにチェック!」と言われているけれど、じつはチェックの仕方がよくわからない……というか、道具も持っていない。いまさらだけど、どうすればイイんですか? #8 タ
ライテクをマナボウ「腰をずらすときは お尻を浮かせない」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
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ライテクをマナボウ「下半身ホールドとニーグリップって 何が違うの?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
バイクに上手く乗れるようになりたくて、バイク雑誌やWEBのライテク記事を見ていると「下半身ホールド」というコトバが良く出てくる。『ライテクの基本だ!』みたいな感じで、大事そうなのはわかるんだけど……、これってニーグリップとナニが違うんですか? #6
ライテクをマナボウ「コーナリング=旋回じゃないの!?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
ツーリングで訪れた峠のカーブ、バンクしてグルーンと旋回するのがたまらなく楽しい! ……とはいえ、思ったよりカーブが回り込んでいたり、曲がった先に自転車や歩行者がいてドキッとすることも。旋回中に上手く避けられるワザとかあるのかな……? #5 コーナリン
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ライテクをマナボウ 「ラクすると痛くなる!?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
ツーリングは楽しい! たくさん走るほど、楽しさも倍増!! ……だけど、長時間バイクに乗っていると、身体のいろいろなところが痛くなる(泣)。これって、日頃の運動不足がたたっているのか、それとも自分の乗り方がおかしいのか……? #3 ラクすると痛くなる!
ライテクをマナボウ 「溝があっても古いタイヤは転びやすい!」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
バイクショップに行ったら「そろそろタイヤ交換した方が良い」と言われた……けれど、愛車のタイヤを見ると、けっこう溝が残っている。なんで交換しないとダメなの? タイヤに賞味期限なんてあるんですか? #2 溝があっても古いタイヤは転びやすい! 溝が十分あっ
ライテクをマナボウ 「深くバンクするほどよく曲がる…ワケジャない!?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
皆さんこんにちは、こんばんは! YouTubeと連動するクシタニ・ライディング・メソッドの『シーズン2』が始まります。この連載では街乗りやツーリングなど様々なバイクシーンを楽しく過ごすための様々な「ライディングの気づき」をお伝えしていきます! #1
ライテクをマナボウ ♯36(最終回?) ライディングの発見や気づきで ながく楽しく乗ろう!|KUSHITANI RIDING METHOD
YouTubeとKUSHITANI LOGS連動で毎週続けてきた「ライテクをマナボウ」は、今回が(とりあえず)最終回。街中やツーリングで感じる「こんな時どうする?」を、少しでも解決するのに役立っただろうか? 小さな気づきの積み重ねで、バイクはもっと楽
ライテクをマナボウ ♯35 サスペンションの減衰力調整で何が変わる?|KUSHITANI RIDING METHOD
サスペンションのプリロードを自分の体重に合わせて調整したら、なんとなく乗りやすくなった感じがする。……というコトは「減衰力」も調整すれば、もっとイイ感じになるかも! でも減衰力のアジャスターって、妙に沢山ついているんですけど……?? 減衰力アジャスタ
ライテクをマナボウ ♯34 サスペンションの調整はプリロードから|KUSHITANI RIDING METHOD
愛車のサスペンションを見たら、イロイロ調整する場所があるみたいだし、ベテランライダーが口にする「サスセッティング」という言葉も、なんだかカッコいいからチョット興味がある。でも、ドコをドレくらい調整すれば良いのか、皆目見当がつかない……。 サスセッティ
ライテクをマナボウ ♯33 タンデムのパートナー どう乗ってもらう?|KUSHITANI RIDING METHOD
免許を取って1年が経過して、ちょっとバイクに慣れてきたら、やっぱりタンデム(二人乗り)したくなる。きっとパートナーも喜ぶはず……と思いきや、バイクに跨る時点でギクシャク。じつは自分も緊張して(楽しくない方の)ドキドキ。走る前からつまづいちゃったような
ライテクをマナボウ ♯32 アウト‐イン‐アウトは危険!|KUSHITANI RIDING METHOD
スポーティにコーナリングするなら「アウト‐イン‐アウト」の走行ラインが有効だと昔から言われている。もっとも効率が良く、カーブを最速で駆け抜けられるテクニックとして有名だけど、ワインディングでも何かメリットがあるのかな……? 速そうでカッコ良いアウト‐
ライテクをマナボウ ♯31 あ!曲がりきれない! その時どうする?|KUSHITANI RIDING METHOD
とくに先が見えないブラインドカーブは、曲がり具合をしっかり予測……したハズだけど、いざ曲り始めたら思った以上に回り込んでいて、ドキッ!とすることもしばしば。なんとかやり過ごしてはいるけれど、きちんと回避できないと本当にヤバイかも……。 思ったより曲が
ライテクをマナボウ ♯30 曲がるきっかけ どうやって作る?|KUSHITANI RIDING METHOD
コーナリングの組み立てを意識したり、ブラインドカーブも出口が見えてから曲がり始めることで、俄然ワインディングが楽しくなってきた……のは良いんだけれど、どうも狙った場所からきちんと曲がり始めるのが上手くいかない。これ、ビシッとタイミングを合わせるコツっ
ライテクをマナボウ ♯29 なぜ 右カーブは難しく感じるの?|KUSHITANI RIDING METHOD
よくわからないけど右カーブの方が左カーブより難しく感じる。なんとなくライディングフォームが決まらなかったり、ゆっくり走っていても微妙に不安だったりする。コレって自分だけ? たまたま右カーブが苦手なだけ? 他のライダーはどうなんだろう? じつは左より右
ライテクをマナボウ ♯28 下りカーブはなぜ怖い?|KUSHITANI RIDING METHOD
正直なところ、下りカーブが苦手……というか怖い。勝手にスピードが出てしまうから曲がり切れるか不安になるし、前のめりになったり腕が突っ張ったりして、はっきり言ってちっとも楽しくない! 上りはけっこう気持ち良く走れるのに、どうしてこんなに違うんだろう?
ライテクをマナボウ ♯27 先の見えないブラインドカーブ どこから曲がる?|KUSHITANI RIDING METHOD
ワインディングは出口まで見通せるカーブがあまり多くない、というより、ほとんどがブラインドカーブかも……。曲がり始めたら思ったより回り込んでいて焦ったり、意外と緩くて肩透かしを食ったり……。いったいどうやって曲がれば良いんだろう? カーブの先が見えない
ライテクをマナボウ ♯26 回り込んだヘアピンカーブ どうやって走る?|KUSHITANI RIDING METHOD
カーブが連なるワインディングは、無理に飛ばしさえしなければ楽しさ満点! だけど、グルリと回り込んだヘアピンカーブは飛ばさなくても不安でいっぱい……。だからセンターラインに沿ってユックリ走れば曲がり切れるハズ……なのだろうか? ヘアピンカーブを楽しむテ
ライテクをマナボウ ♯25 カーブに合わせて座る位置を変えてみよう!|KUSHITANI RIDING METHOD
ツーリングで訪れたワインディング。ライディングフォームとか気にして余計な力を入れないように意識しているけれど、気持ち良く曲がれるカーブがあれば、なんとなくしっくりしなくて曲がりにくく感じるカーブもある。それって、カーブの種類で乗り方を変えた方が良いっ
ライテクをマナボウ ♯24 走っている時 どこを見る?|KUSHITANI RIDING METHOD
ベテランから「遠くを見ろ」とか「バイクは見た方に進む」とか言われる。なんとなく意味は解るので、自分としてもやっているつもり……なんだけど、気が付いたら前輪のスグ前を見ていたりする。路面の荒れとか、気にし過ぎているのかな……。 「遠くを見ろ」とは言うけ
ライテクをマナボウ ♯23 路地からの発進&左折小回り|KUSHITANI RIDING METHOD
教習所でも厳しく(?)指導される「左折小回り」。とはいえ極低速だとバランスをとるのが難しいし、アクセルを開けると安定する代わりにどんどん大回りに……。もちろん曲がり切れないワケでは無いけれど、いつもなんとなくギクシャクしているのがスッキリしない……。
ライテクをマナボウ ♯22 絶対に転ばないUターン|KUSHITANI RIDING METHOD
ツーリングで「あっ、いまのトコロ曲がるんだった~」みたいなコトはよくある。だけどUターンが苦手なので、どんどん進むうちに道に迷ったり、寄ろうと思った店を諦めたり……。Uターンができれば良いのはわかっているけれど、立ちゴケするのはイヤだし、どうすれば良
ライテクをマナボウ ♯21 腰をズラす意味 知っている?|KUSHITANI RIDING METHOD
レース映像を見るとコーナーで大きく腰をズラしているし、ツーリングで行った峠路でも腰をズラしているライダーを見かける。カッコ良いな……と憧れる気持ちと、なんかヤル気満々でちょっと恥ずかしいかもって感じもするけど、そもそもなんで腰をズラすの? ズラすとカ
ライテクをマナボウ ♯20 コーナリングの意識改革をしよう!|KUSHITANI RIDING METHOD
ライディングに慣れてくると、カーブを気持ちよく曲がる方法が気になってくる。ベテランライダーの走りを見ていると、まるでコンパスで円を描くようにグルーンと一発で曲がっているように感じる。マネしてみるけど、スムーズじゃないし……気持ち良く曲がれないのはなぜ
ライテクをマナボウ ♯19 バイクの動きを邪魔せず 力を抜いて曲がる|KUSHITANI RIDING METHOD
バイクはハンドルを切るのではなく「車体を傾けて曲がる乗り物」というのは、当然わかっている。それに「余計な力を入れるな」とも言われる。だけど、そもそも力を入れなければ車体を傾けられないんじゃないの? この矛盾、どうしたモノか……。 バイクの傾け方に良し
ライテクをマナボウ ♯18 バイクはどうやって曲がっている? 軽く傾けるコツがある?|KUSHITANI RIDING METHOD
バイクが自然に曲がろうとする動きを邪魔しちゃいけないといわれるし、なんとなく意味もわかる……気がする。でも、バイクは車体を傾けないと曲がらないわけで、何を意識して傾けるのが良いんだろう? 上手な傾け方ってあるんですか? 「セルフステア」をおさらい ラ
ライテクをマナボウ ♯17 回転数とギヤの選び方 バイクは低回転が美味しい!|KUSHITANI RIDING METHOD
いまどきのバイクのエンジンは、高回転まですごい勢いで回転が上がる。たくさん回した方がスポーティに走っている満足感もある……のだけど、実際はとんでもないほどスピードが出ちゃって内心ドキドキ。本当のところ、どれぐらいの回転数で走るのが良いんだろう? エン
ライテクをマナボウ ♯16 ショックのないシフトダウン|KUSHITANI RIDING METHOD
シフトダウンする時のショックは、不快というだけでなく「不安」。信号で止まる減速時はともかく、峠路のカーブの手前のシフトダウンでギュッと強いエンジンブレーキが効こうものなら、ドキッとして曲がり始めるタイミングまで見失ってしまう。このショック、なんとかし
ライテクをマナボウ ♯15 ショックのないシフトアップ|KUSHITANI RIDING METHOD
いったんスタートしてしまえば、その後シフトアップしていくのに、それほど難しさを感じることはない……のだけれど、シフトアップするたびに車体が前後にガクンと揺れるのはナゼだろう? こんなショック、無い方が快適なのに……。 丁寧に操作してもショックが消えな
ライテクをマナボウ ♯14 停止線で毎回同じように停まれてる?|KUSHITANI RIDING METHOD
街中の信号や一時停止、とくに問題なく停まれている……というか、停まれなかったら大変だ。だけど「毎回同じように停まれているか?」と聞かれると、ちょっと自信がないかも。停止線のけっこう手前で停まってしまい、足を着いてチョコチョコ前進することも無くはない。
ライテクをマナボウ ♯13 ギクシャクしないスムーズな発進|KUSHITANI RIDING METHOD
免許を取って乗っているワケだから、当然ながら普通に発進できる……けれど、じつは内心「エンストするんじゃないか」と、発進のたびにドキドキしているのは内緒。アクセルもクラッチも慎重に操作しているのに、この得も言われぬ不安感、何とかなりませんか? 足の着き