ライテクをマナボウ「チェーンの張り チェックしていますか?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2

エンジンが生み出した力を後輪に伝える「チェーン」。伸びたり張り過ぎたりしていないか、チェックしないとダメなのはわかっているつもりだけど、ついおざなりに……。べたべた油っぽかったり汚れているから、見て見ぬフリしちゃうんだよね……(反省)

♯13 チェーンの張り チェックしていますか?

チェーンの張りは日常点検のひとつ

バイクを安全に乗るために、使用者(ライダー)は適切な時期にバイクの「日常点検」を行うことが義務付けられている。そしてチェーンの張りのチェックも、日常点検の中の大切なチェック項目のひとつだ。

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小川勤|TSUTOMU OGAWA

バイク専門誌に25年ほど携わり、10年ほど編集長を経験。その間、国内外の様々なバイクに試乗。2022年よりフリーランスのジャーナリストに(身長165cm)。

チェーンって、そんなに伸びるモノですか?

いまどきのチェーンはとても頑丈なので、張りのチェックなどメンテナンスを怠っても切れてしまうようなことは滅多にない。とはいえ1000ccクラスのスーパースポーツ車なら200馬力ものパワーを後輪に伝えているし、アクセルを戻せばエンジンブレーキで逆方向の力が加わり、チェーンには常に強い負荷がかかっている。そのため、ほんの少しずつではあるが、チェーンは徐々に伸びていくのだ。

チェーンが伸びるとナニが起こる?

チェーンが伸びたのを放置して乗り続けると、まず異音や振動が増える……が、前述した通りほんの少しずつ伸びるため一気に症状が出ることが無い。そのためライダーが異音や振動に慣れてしまい気づかないコトが多い。

また極端に伸びると、スプロケットとの噛み合いが緩くなって、最悪の場合はチェーンがスプロケットから外れてしまうことがあり、当然走れなくなる。……というか、走れないだけなら良い方で、ホイール周りに絡んで後輪がロックしたら、走行中なら転倒する危険があるし、外れたチェーンがエンジンのクランクケース側に噛み込んで、ケースにヒビが入ってしまうこともある(コレは現実的には廃車に近い大きなトラブル)

異音や振動が増える

伸びたチェーンがスイングアームやフレームに接触したり、最悪の場合はスプロケットから外れてしまうこともある。

また、チェーンが伸びた状態だとシフトチェンジする際のショックも大きくなる。これは操作時間を短くするなどライテク的に頑張っても消すことができない。他にも厳密に言えば駆動ロスを起こしているので、エンジンのパワーがキチンと後輪に伝わらないし、その分燃費も落ちているのだ。

シフトチェンジのショックが大きくなる

素早く適切な操作を行っても、エンジンと後輪の間での余計な遊びが大きいため、シフトチェンジする際のショックが消えない。

チェーンが張り過ぎているとナニが起こる?

つねに負荷のかかっているチェーンは徐々に伸びていく。それなら反対にチェーンが張り過ぎるコトなどあるのだろうか? じつはチェーンがサビたり潤滑切れを起こすと、コマとコマの動きが悪くなるため、結果的に全体としてチェーンが縮むのと同じ状態、すなわち張り過ぎになることがある。またタイヤ交換やチェーン交換の際に「どうせ伸びるから」とチェーンの張りをキツめにセットする例もあるが、これもNG(厳密に言えば「整備ミス」だ)。

そしてチェーンを張り過ぎると、リヤサスペンションの動きが悪くなるので要注意だ。

スポーツバイクの多くは、アクセルを開けると後輪を路面に押し付ける方向にリヤサスペンションが伸びる構造になっている(詳しくは「アクセルを開けると リヤは沈む・沈まない?」を参照)。

そのためサスペンションが沈むときには、前後のスプロケット軸の間隔が広がることになる。この変化に対応するには適切なチェーンの張り(遊び)が必要で、もし張り過ぎているとチェーンが突っ張ってリヤサスペンションが沈むことが出来なくなってしまう。すると後輪の路面追従性が悪化するため、スリップしたり曲がり方が弱くなる原因になるのだ。

アクセルを開けるとリヤサスが伸びる構造

前後のスプロケット軸を結んだ線よりも、スイングアームの取付位置(スイングアームピボット)が上にあるため、スイングアームが上下すると、フロントスプロケットとリヤスプロケットの軸の距離が変わる。

張りのチェックは簡単だ!

チェーンの張り具合をチェックするのは、じつは簡単。ギヤをニュートラルに入れてサイドスタンドでバイクを停め、チェーンを指で押し上げて確認するだけだ。

ギヤをニュートラルに入れて、サイドスタンドで車体を立てた状態でチェック(センタースタンドは不可だが、スイングアームを支えるメンテナンススタンドならOK)。フロントスプロケットとリヤスプロケットのほぼ中央の位置のチェーンを指で押し上げて確認。

チェーンの張りの規定値は、スイングアームやチェーンカバーに捨てカーで表記されている車両が多い。バイク付属のハンドブックにも記載アリ。中古車等で不明な場合は、バイクメーカーの「お客様相談室」に聞いてみよう。

張り具合をチェックして、もし伸びすぎや張り過ぎの場合は、張りの調整作業が必要になる。昔のバイクは車載工具で調整できる車両もあったが、近年のとくに大排気量車や外国車の場合だと大型サイズの工具や専用の特殊工具が必要な場合も多く、ユーザー自身で調整するのは難易度が高い。なので、張り調整の作業はバイクショップに依頼するのが得策だろう。

どんな頻度でチェックする? 長持ちの秘訣は?

まずチェーンの張りのチェックだが、とくに「何kmごと」のような決まりはない。なので洗車時やツーリングに出る前、戻った後など適時に確認すれば良いだろう。

そしてチェーンが伸びたり、サビて縮むのを抑制して寿命を延ばすには、清掃や潤滑といったメンテナンスをマメに行うコトが大切だ。こちらは走行500km毎および雨天走行後に行うのがオススメだ。

またメンテナンスを行う際には、必ずチェーンメーカーが販売しているチェーン専用のケミカル剤を使うコト。汎用品のパーツクリーナーや潤滑スプレーは溶剤を含んでいる場合があるため、チェーンのオイルシールやプレートのメッキを傷めることがあるからだ。

メンテナンスは必ず専用ケミカルを使おう!

汎用品の方が低コストで、一見汚れも落ちやすかったりするが、オイルシールやメッキを傷める危険大! せっかくのメンテが本末転倒になるので絶対に専用ケミカルを使うコト!

チェーンの伸びや張り過ぎは、乗り心地だけでなくライテクや経済性など、多くの面に影響する。チェックをサボると悪い事しか起こらないので、面倒がらずに確認して、愛車の調子を維持しよう!

バイクトリビア

チェーンはドコが伸びるの?

エンジンが生み出すパワーや、エンジンブレーキなど、つねに大きな負荷がかかっているチェーン。なんとなく経年劣化や金属疲労で、プレート部分が少しずつ伸びていくような気がする。……が、いまどきの強靭なチェーンのプレートはまったく伸びない。というか、チェーンは「パーツ自体はどこも伸びない」

じつはチェーンのコマとコマを繋いでいるピンとブッシュが、ホンの少しずつ摩耗して行き、その摩耗した分がチェーン全体の伸びになっている。中~大型バイクのチェーンは大抵100リンク以上あるので、仮にピンとブッシュの隙間が摩耗で0.1mm広がると、チェーン全体では1cmほど長くなるのだ。

ちなみに「どれくらい伸びたら使用限界(交換)か?」というと、適切に張り調整を行い、スイングアーム後端のチェーン引きの部分で、新品チェーン時から8~10mmくらい引いた状態になったら使用限界(交換)だ。

 

ピンとブッシュが摩耗して、隙間が広がった分がチェーンの伸びになる。金属のプレートが伸びるわけではない。

 

 

次回予告 第14回 アクセルはドアノブのように回す

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