いったんスタートしてしまえば、その後シフトアップしていくのに、それほど難しさを感じることはない……のだけれど、シフトアップするたびに車体が前後にガクンと揺れるのはナゼだろう? こんなショック、無い方が快適なのに……。
丁寧に操作してもショックが消えないのはナゼ?
ギヤチェンジする時のショックは、クラッチ操作に原因があるのでは……と考えているライダーが多いのではないだろうか? クラッチはエンジンが生み出した駆動力を、トランスミッションや後輪に伝えたり切ったりするための装置だから、そう思って当然だ。すると「ショックを無くすために、ユックリ丁寧に操作しよう」と考えて実行するが、なぜかショックは小さくならない……。

小川勤|TSUTOMU OGAWA
バイク専門誌に25年ほど携わり、10年ほど編集長を経験。その間、国内外の様々なバイクに試乗。2022年よりフリーランスのジャーナリストに(身長165cm)。
ショックの原因がクラッチ操作にもあるのは間違いないが、じつは「ユックリ」が一番の問題点! これは、操作に時間をかけるほど、その間にエンジンの回転数が落ちてしまうからだ。
シフトアップの操作は基本的に加速中に行う。そしてアクセルを戻したりクラッチを切っている間も、加速の勢いがあるのでスピードはほとんど落ちないから、後輪の回転も下がらない。その時「後輪に回されている」トランスミッションの回転は、ギヤを上げることで変速比の分だけ下がるとはいえ、アイドリング付近まで落ち込んだエンジンの回転数とは大きな隔たりがあり、これが強いエンジンブレーキを生みだしてショックを起こす。
そして、この大きな回転差はどんなに半クラッチを使っても消すことができない。それなのに、順を追ってユックリ操作することで、かえって回転差を大きくしていたのだ……。
ユックリ操作するほどエンジン回転が落ちる

シフトアップ操作を細かく順を追うと①アクセルを戻す ②クラッチを切る ③シフトペダルをかき上げる ④クラッチを繋ぐ ⑤アクセルを開ける になる。これだけの操作をユックリ行うと、その間にエンジンの回転はアイドリング付近まで落ちてしまう。この「大きな回転差」がギクシャクの原因。
クラッチを繋げた時のショックが大きい!

シフトアップ操作をユックリ行った時の、バイクのスピードとエンジン回転数のイメージ。アクセルを戻してからペダルをかき上げるまでの間にエンジン回転が大きく落ち、クラッチを繋ぐ際に後輪側の高い回転にエンジン側(クランクシャフト)が無理やり回される形になり、ガクッとエンジンブレーキが効いてショックが発生する。
素早い操作で、エンジン回転を落とさない!
それならショックを消すにはどうすれば良いのか? それは原因となるエンジンの回転差を小さくするのが得策。ということは、とにかく操作時間を可能な限り短縮して、エンジンの回転をできるだけ下げないようにすれば良いのだ。
そこで、アクセル、クラッチ、シフトペダルの3カ所の操作を、順を追うのではなく「ほぼ同時」にシンクロさせよう。そのためにはアクセルは手首の返しで、ピクッと「戻す・開ける」。クラッチもわずかな半クラッチでチョンッと一瞬だけ切る。シフトペダルも素早く押し上げる。これらをほとんど同時に行うのだ。
これができると、シフトアップ時のショックが劇的に減るので快適性アップ間違いなし。また、カーブの立ち上がりで車体が傾いていても、バーバーバーと連続的にシフトアップできるので、スポーティな走行にも大いに役立つ(もちろんスピードの出し過ぎには注意!)。
ということで、ギヤチェンジは「ユックリ丁寧」ではなく『素早く丁寧』と覚えておこう。そして素早い操作は最重要だが、急ぐあまり雑な操作にならないように意識しよう。
瞬間的な「同時操作」がキモ!

アクセル、クラッチ、シフトペダルの3カ所の操作を、順を追うのではなく同時に行うイメージで、操作時間を可能な限り短縮。操作時間が短いほど、エンジンの回転が落ちる量を抑えることができるからだ。
回転の落ち込みが一瞬だからショックがない!

「同時操作」をした時の、バイクのスピードとエンジン回転数のイメージ。エンジン回転の落ち込みが一瞬で、回転数自体があまり下がらなければ、後輪側との回転差も小さいため、エンジンブレーキが強く効くことが無く、ショックが起こらない。
クラッチはほんの少し切るだけ!

なんとなく「ギヤチェンジする時はクラッチをしっかり切らないとエンジンが傷むのでは……」と思っているライダーは多い。ところがクラッチはほんの少し切るだけでよくエンジンも傷まない。むしろ時間をかけて半クラッチを行っている方が、クラッチ板が摩耗するなど痛みが大きくなることを知っておこう。
ギヤチェンジの際には、クラッチレバーの遊びが終わったところから、レバー先端の球を1個分引くくらいの半クラッチで十分だ(「♯08 ブレーキやクラッチが操作しやすいレバー位置の調整」、「♯09 クラッチ&ブレーキレバーのストロークを知る」も参考に!)。そして切っている時間も「チョンッ!」と一瞬で、そのタイミングに合わせてシフトペダルを操作しよう。
ペダル操作は「慌てず急げ!」
シフトアップに必要な操作の中で、唯一「足」で行うのがシフトペダルだが、足は手のように繊細かつ素早く動かすことができない。そのため「瞬間的に、できるだけ早く」を意識すると、ついペダルを蹴り上げるような操作になりがちだ。
しかし蹴り上げる操作は勢いと力が増すだけで確実性に乏しく、シフトミスやギヤ抜けの原因になる。だから、慌てず素早く確実にカッチャンと押し上げる操作が大切だ。これはシフトダウン操作でペダルを踏み下げる時も同様だ。
ちなみにアクセルの戻す・開けると、クラッチのチョンッと一瞬切るのは、両方とも手で操作するだけにシンクロさせるのは比較的簡単。そこに繊細な操作が苦手な足の動き合わせるのは少々難しいので、逆に考えて「足の操作に手の操作を合わせる」のもアリ。あくまでイメージだが、シフトペダルをツマ先で押し上げるのに合わせて、後追いでアクセルとクラッチを操作するのだ。こうすると(結果的に)すべての操作が同時にタイミングよく行える場合もあるので、ぜひお試しを!
勢い良く蹴り上げるのはダメ!

ツマ先とペダルに隙間が空いたような状態からガツッと勢い良く蹴り上げると、ギヤチェンジの機構に大きな負担がかかって傷みの原因になるだけでなく、ギヤがキチンと切り替わらないシフトミスや、まるでニュートラルに入ったような「ギヤ抜け」を起こす危険も大きい。
カッチャンと確実に押し上げよう

事前にツマ先を軽くペダルにあてがっておいて、カッチャンと確実にギヤが切り替わるまでしっかりと押し上げる。素早い操作は大事だが、慌てず確実に行おう。
次回予告 ♯16 ショックのないシフトダウン
KUSHITANI RIDING METHOD BACK NUMBER
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「やっぱり膝を擦りたい!」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.21
サーキット走行といえば……なんといっても挑戦してみたいのが「膝擦り」! ライテクの向上やタイムも気になるけれど、『膝を擦れるか、擦れないか』は、ひとつのゴール(?)。どうすれば膝を擦れるようになるんですか!? #21 やっぱり膝を擦りたい! どうすれ
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「サーキットでリヤブレーキの役割って何?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.20
公道のライディングでもリヤブレーキを使った方が良いと聞くけれど、サーキットでもフロントブレーキだけで十分に減速できるから、正直なところあまり使っていません……。サーキット走行でリヤブレーキを使うメリットってなに? #20 サーキットでリヤブレーキの役
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「ストレートにもテクニックがある!」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.19
ライディングフォームやシートに座る位置など、けっこう意識して走っているし、もちろんストレートはベッタリ伏せてフル加速!! ……しているつもりだけど、まだ伏せ足りないってホントですか? #19 ストレートにもテクニックがある! 低く伏せるのにはワケがあ
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「サーキットは後ろに座ろう!」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.18
スポーツライディングは「座る位置」が大切、と言われるから、サーキットを走る時は意識して後ろに座っている……つもり……。でも、じつは本当に正くできている、ちょっと不安です。 #18 サーキットは後ろに座ろう! 後ろに座っているつもりなのに、実際は「前乗
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「ブレーキのかけ方、勘違いしていない?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.17
ハードブレーキを目指しているわけじゃないし、強くかけなくても十分に減速できるから、ジワ~っとかけ始めて後からギュ~ッと強めて効き具合を調整しているけれど、……なぜか帳尻が合わなくて減速し過ぎたり、スムーズに傾けられなくて焦ったり、……なんで?? #1
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「バイクの上で積極的に動こう!」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.16
コースに出るとかなりドキドキ!? だけどサーキット走行が楽しくなってきた! 自分的には積極的に走っているつもりだけれど、実際のトコロどうなんだろう? 自分の走りは見えませんからねぇ……。 #16 バイクの上で積極的に動こう! 気付かぬうちにお地蔵さん
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「ストレートはしっかり加速!!」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.15
レコードラインを意識しながら走っていると、サーキットがドンドン楽しくなってきた……けれど、まだまだ速く走れないし、いまひとつリズムに乗れていないような……。いったい何が足りないんだろう? #15 ストレートはしっかり加速!! アクセルを大きく開けられ
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「ブレーキで頑張ると上達しない!?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.14
レース中継などを見ていると、コーナーへの突っ込み勝負とか『ハードブレーキ』が当たり前。ということは、(出来る、出来ないはともかく)サーキット走行ではブレーキを頑張った方が良い……んですよね? #14 ブレーキで頑張ると上達しない!? 突っ込み勝負はレ
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「レコードラインを走れるように しっかり「向き変え」」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.13
サーキット走行は「レコードライン」を走るのが上達のコツだから、先導走行のインストラクターの走りをしっかり観察して、できるだけ真似して走ってみた。……けれどフリー走行になったら、なかなかレコードラインを走れない(涙)……なんで?? #13 レコードライ
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「サーキットで最初に意識するテクニックって?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.12
レーシングスーツを用意して、サーキット走行会の申し込みもすませたし、後は思いっ切り走るだけ! ……と気分は盛り上がっているけれど、じつは上手く走れるのかドキドキ。速く楽しく安全に走るには、いったどこから手を付けたら良いんだろう? #12 サーキットで
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「もし転んでしまったら?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.11
すご~く考えたくないコトだけれど、もしサーキット走行会で転んでしまったらどうしよう……? もちろん気をつけて走るつもりだけど、転倒したらどうすればいいの? それに自走で参加した場合は、無事に家に帰れるんでしょうか? #11 もし転んでしまったら? 転
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「サーキットにもルールがある」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.10
サーキットに着いて実際にコースを見ると、思った以上に道幅が広い! だからスピードも出せるし自由に走れるんだろうけれど、正直なトコロ、広すぎてドコを走って良いのかわからない……。一般道の「バイクは左側通行」みたいなルールってあるんですか? #10 サー
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「サーキット走行会に行く前に「フラッグ」を覚えておこう」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.9
サーキットには信号機や標識が無いけれど、スピード出し放題で自由に走って良いのかな? もしナニかあっても、いったん走り始めたら知る方法が無いような……と思ったら、コースの脇で振られる「旗」で知らせてくれるらしい。どんな意味があるんだろう? #09 サー
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「サーキットに着いたら何をする?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.8
ついにサーキット走行会にやってきた! サーキットに到着したら受け付けをするのは当然だけど、走る準備って何をすれば良いんですか? 初参加だから緊張しちゃって、浮足立っているのは自分でもわかるんだけど……。 #08 サーキットに着いたら、まず何をする?
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「サーキット走行必須アイテムや お役立ちグッズは何?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.7
いよいよサーキット走行会に参加! ……でも、装具の他にはなにを持っていけば良いんだろう? そもそもバイク自走で行くから、そんなに荷物も持って行けそうにないし……。皆さん、どうしているんですか⁇ #07 サーキット走行必須アイテムや お役立ちグッズは?
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「走行会の1週間前 愛車のメンテも忘れずに!」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.6
レーシングスーツなどの装具を用意して、走行会の参加申し込みもすませたから、後はワクワクしながら走行会当日を待つばかり……で良いのかな? そういえば自分の愛車、普段乗っているままだけど、このままサーキットを走って大丈夫なの? #06 走行会の1週間前
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「初めてでも楽しめる走行会を探そう 申し込もう!」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.5
レースの練習走行みたいなスポーツ走行枠じゃなくて、初心者でも参加OKなサーキット走行会があることを知ったり、サーキットを走るのに必要なレーシングスーツを用意したりして、もう走る気満々! とはいえ、どんな走行会が安心して楽しめるんだろう? #05 初め
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「レーシングスーツを準備しよう」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3 Vol.4
サーキット走行に必要なアイテムはいろいろあるけれど、なんといってもレーシングスーツ、いわゆる「革ツナギ」はその代表格! 絶対に用意しなきゃいけないけれど、どうやって手に入れれば良いんだろう? 値段も高いし、まずはココが最初のハードルかも……。 #04
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「サーキットを走るのにはナニがいる?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3
サーキット走行は速さだけを追求するのではなく、愛車の性能を味わったりライテクを磨くのに最高のシチュエーション。……とはいえ公道とは異なる速度域で走るので、ウエアやヘルメットなどの「装具」は、サーキットに適したものが必要です! #03 サーキットを走る
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「サーキットは速い人しか走っちゃいけない?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3
スポーツバイクに乗るからには、いつかはサーキットを走ってみたい……、と密かに想いを巡らすライダー、けっこう多いかも? とはいえレースみたいに速く走れる自信はないから、夢と現実のはざまで行ったり来たり……。 #02 サーキットは速い人しか走っちゃいけな
ライテクをマナボウ〈サーキットで遊ぼう!〉「サーキット走行の魅力ってナニ?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 3
皆さんこんにちは、こんばんは! YouTubeと連動するクシタニ・ライディング・メソッド『シーズン3』が始まります。今シーズンの連載は、なんと(ついに)サーキット走行にチャレンジです。興味はあるけれどハードルが高い……と感じている方こそ、是非ご覧にな
ライテクをマナボウ「加重と荷重 何が違う?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
YouTubeとKUSHITANI LOGS連動で展開してきた「ライテクをマナボウ シーズン2」は、今回が(とりあえず)最終回。……というワケで、バイクライディングの大きなテーマである「カジュウ」について考えてみましょう! ♯23(最終回?) 加重と
ライテクをマナボウ「ブレーキングとシフトダウン どっちが先?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
かなり今さらだけれど、カーブに入る前って、ブレーキをかけるのとシフトダウンするのは、どっちを先にやるのが良いんだろう? 先にシフトダウンした方が、エンジンブレーキが効くから安心な気がするんだけど……。 ♯22 ブレーキングとシフトダウン どっちが先?
ライテクをマナボウ「メンテナンスでシフトチェンジが上手くなる」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
シフトアップやシフトダウンのギヤチェンジ。ショックなくスムーズに行おうと、意識して素早く操作しているつもりなのに、なんだかギクシャク……。ナニか、やり方が間違っているのかなぁ? ♯21 メンテナンスでシフトチェンジが上手くなる テクニック以前にメンテ
ライテクをマナボウ「傾ける時 ステップって踏むの?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
カーブを曲がる時に、イン側のステップを踏んでいる。バイクは傾けて曲る乗り物だから、曲がる方のステップを踏んで傾けるのは当たり前……って思っていたんだけれど、ナニか違うんですか? ♯20 傾ける時 ステップって踏むの? 諸説あるけれど……踏まないのがオ
ライテクをマナボウ「前傾がきついバイクのフォーム作り」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
スポーツバイクが好きなら、やっぱり気になるのが「スーパースポーツ」。レーシングマシンのようなフルカウルや戦闘的なポジションが何ともカッコいい! ……けれど、この前傾ポジション、かなりキツそうな感じ。どうやって乗ったら良いんですか?? ♯19 前傾がき
ライテクをマナボウ「雨の日にドキドキしないコツ」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
バイクに乗るのは楽しいけれど、正直言って雨の日は楽しくない……というか怖い。路面が濡れているというだけで滑りそうな気がして、常に緊張しながら走っているので、不安な上に疲れてしまう。なんとかドキドキせずに走るコツってありませんか? ♯18 雨の日にドキ
48歳、これからのスポーツライディングを考える|第2回【HSR九州で開催される鉄馬コンチネンタルGT650で参戦! 決勝レースはBMW R75/5と一騎打ち】
サーキットを走るスポーツライディングは今も大好き。しかし、ハイパワーなスーパースポーツ&ハイグリップタイヤでレースに挑むのはちょっとリスキー……。そんな気持ちが芽生えつつある心境や年齢になってきた。そこで選んだのが、空冷ツイン、鉄フレーム、18インチ
ライテクをマナボウ「伏せずに「沈む」のがベテランの技」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
カウリングを装備するスーパースポーツ車は、加速する時にライダーがベッタリ伏せるとスゴく速そうでとにかくカッコいい! とはいえレースみたいなスピードを出さない一般道だと、そんなに伏せても意味ない……のかな? ♯17 伏せずに「沈む」のがベテランの技 一
ライテクをマナボウ「寒くても 暑くても 疲れるのはなぜ?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
バイクは四季をダイレクトに感じられるから楽しい。けれど、寒かったり暑かったりするとけっこう疲れる。もちろんコレだってバイクライフのひとつなのは解っているけれど……、ナニか疲れを減らす良い方法ありませんか? ♯16 寒くても 暑くても 疲れるのはなぜ?
ライテクをマナボウ「身体の力を抜くと タイヤのグリップが増える」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
ライテク記事を見ていると、よく「身体の力を抜く」とか「バイクに余計な力を与えない」とか書いてある。言わんとすることはなんとなくわかるんだけど、それってけっこう難しいでしょ? そもそも力を抜くと、ナニか良いコトあるんですか? ♯15 身体の力を抜くと
ライテクをマナボウ「スロットルはドアノブのように回そう」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
普段バイクに乗っていて、なんとなく「スロットルをいっぱい開けにくいなぁ……」と感じることがある。スロットルをグイっと開けても、グリップを握り直さないと全開にできないじゃないですか。飛ばすワケじゃないけれど、コレってどうなんですか? ♯14 スロットル
48歳、これからのスポーツライディングを考える|第1回【HSR九州で開催される鉄馬にコンチネンタルGT650で参戦! 新た仲間との出会いとバイクを仕上げる楽しみ】
サーキットを走るスポーツライディングは今も大好き。しかし、ハイパワーなスーパースポーツ&ハイグリップタイヤでレースに挑むのはちょっとリスキー……。そんな気持ちが芽生えつつある心境や年齢になってきた。そこで選んだのが、空冷ツイン、鉄フレーム、18インチ
ライテクをマナボウ「チェーンの張り チェックしていますか?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
エンジンが生み出した力を後輪に伝える「チェーン」。伸びたり張り過ぎたりしていないか、チェックしないとダメなのはわかっているつもりだけど、ついおざなりに……。べたべた油っぽかったり汚れているから、見て見ぬフリしちゃうんだよね……(反省) ♯13 チェー
ライテクをマナボウ「アクセルを開けると リヤは沈む・沈まない?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
視界の開けたワインディング。立ち上がりでアクセルを大きく開けると、リヤサスペンションがグゥ~っと沈みながらドーンと加速! このフィーリングが気持ち良くて先輩ライダーに話したら、どうも思っていたのと違うみたい……。どういうコト?? ♯12 アクセルを開
ライテクをマナボウ「 リヤブレーキを使うほど得をする」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
フロントブレーキだけで十分に止まれるから、リヤブレーキなんて必要ないと思っていた……けれど、試しに使ってみたら停止時にガクッと前のめりにならないからけっこう快適! 他にも何か、リヤブレーキのメリットってあるんですか? #11 リヤブレーキを使うほど得
ライテクをマナボウ「 いつかはヒザを擦ってみたい!」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
スポーツライディングに興味が湧いてくると、腰をずらしたりヒザを開いたり、レーシングライダーの真似をしてみたくなって……『やっぱりヒザを擦ってみたい!!』とはいえかなりハードル高そうだし、普通のライダーがヒザを擦るのは無理ですか? ♯10 いつかはヒザ
ライテクをマナボウ「ヒザを出すとバイクが寝ない?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
レース映像を見ていると、ライダーはコーナーで腰をずらしたうえにひざも出している。ツーリングで訪れるワインディングでも、ヒザを出しているライダーを見かけることが多いけど……。速そうでカッコ良いけれど、ヒザを出すと上手く曲がれるんですか? #9 ヒザを出
ライテクをマナボウ「タイヤに空気 入っていますか?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
バイクの日常的な点検で大切な「タイヤの空気圧」。バイク雑誌やWEBのメンテナンス記事でも「マメにチェック!」と言われているけれど、じつはチェックの仕方がよくわからない……というか、道具も持っていない。いまさらだけど、どうすればイイんですか? #8 タ
ライテクをマナボウ「腰をずらすときは お尻を浮かせない」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
ツーリングで訪れた峠路。飛ばすワケじゃないけれど、コーナリングで腰をずらしてみた。カッコ良いしスポーツしている気分に浸れるから楽しいんだけれど、ずらさずに乗っている時よりも、なんとなく不安定な感じが……。ずらし方、間違えてるのかな? #7 腰をずらす
ライテクをマナボウ「下半身ホールドとニーグリップって 何が違うの?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
バイクに上手く乗れるようになりたくて、バイク雑誌やWEBのライテク記事を見ていると「下半身ホールド」というコトバが良く出てくる。『ライテクの基本だ!』みたいな感じで、大事そうなのはわかるんだけど……、これってニーグリップとナニが違うんですか? #6
ライテクをマナボウ「コーナリング=旋回じゃないの!?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
ツーリングで訪れた峠のカーブ、バンクしてグルーンと旋回するのがたまらなく楽しい! ……とはいえ、思ったよりカーブが回り込んでいたり、曲がった先に自転車や歩行者がいてドキッとすることも。旋回中に上手く避けられるワザとかあるのかな……? #5 コーナリン
ライテクをマナボウ 「怖くないブレーキのかけ方」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
いまどきのバイクのブレーキは、ものスゴく良く効く。だから「効きが悪くてぶつかりそうになった」なんてコトはあり得ない。……ハズなんだけど、じつはブレーキを強くかけるのが怖い。せっかく強力なブレーキを装備しているのに、もったいない気がする……。 #4 怖
ライテクをマナボウ 「ラクすると痛くなる!?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
ツーリングは楽しい! たくさん走るほど、楽しさも倍増!! ……だけど、長時間バイクに乗っていると、身体のいろいろなところが痛くなる(泣)。これって、日頃の運動不足がたたっているのか、それとも自分の乗り方がおかしいのか……? #3 ラクすると痛くなる!
ライテクをマナボウ 「溝があっても古いタイヤは転びやすい!」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
バイクショップに行ったら「そろそろタイヤ交換した方が良い」と言われた……けれど、愛車のタイヤを見ると、けっこう溝が残っている。なんで交換しないとダメなの? タイヤに賞味期限なんてあるんですか? #2 溝があっても古いタイヤは転びやすい! 溝が十分あっ
ライテクをマナボウ 「深くバンクするほどよく曲がる…ワケジャない!?」|KUSHITANI RIDING METHOD SEASON 2
皆さんこんにちは、こんばんは! YouTubeと連動するクシタニ・ライディング・メソッドの『シーズン2』が始まります。この連載では街乗りやツーリングなど様々なバイクシーンを楽しく過ごすための様々な「ライディングの気づき」をお伝えしていきます! #1
ライテクをマナボウ ♯36(最終回?) ライディングの発見や気づきで ながく楽しく乗ろう!|KUSHITANI RIDING METHOD
YouTubeとKUSHITANI LOGS連動で毎週続けてきた「ライテクをマナボウ」は、今回が(とりあえず)最終回。街中やツーリングで感じる「こんな時どうする?」を、少しでも解決するのに役立っただろうか? 小さな気づきの積み重ねで、バイクはもっと楽
ライテクをマナボウ ♯35 サスペンションの減衰力調整で何が変わる?|KUSHITANI RIDING METHOD
サスペンションのプリロードを自分の体重に合わせて調整したら、なんとなく乗りやすくなった感じがする。……というコトは「減衰力」も調整すれば、もっとイイ感じになるかも! でも減衰力のアジャスターって、妙に沢山ついているんですけど……?? 減衰力アジャスタ
ライテクをマナボウ ♯34 サスペンションの調整はプリロードから|KUSHITANI RIDING METHOD
愛車のサスペンションを見たら、イロイロ調整する場所があるみたいだし、ベテランライダーが口にする「サスセッティング」という言葉も、なんだかカッコいいからチョット興味がある。でも、ドコをドレくらい調整すれば良いのか、皆目見当がつかない……。 サスセッティ
ライテクをマナボウ ♯33 タンデムのパートナー どう乗ってもらう?|KUSHITANI RIDING METHOD
免許を取って1年が経過して、ちょっとバイクに慣れてきたら、やっぱりタンデム(二人乗り)したくなる。きっとパートナーも喜ぶはず……と思いきや、バイクに跨る時点でギクシャク。じつは自分も緊張して(楽しくない方の)ドキドキ。走る前からつまづいちゃったような
ライテクをマナボウ ♯32 アウト‐イン‐アウトは危険!|KUSHITANI RIDING METHOD
スポーティにコーナリングするなら「アウト‐イン‐アウト」の走行ラインが有効だと昔から言われている。もっとも効率が良く、カーブを最速で駆け抜けられるテクニックとして有名だけど、ワインディングでも何かメリットがあるのかな……? 速そうでカッコ良いアウト‐
ライテクをマナボウ ♯31 あ!曲がりきれない! その時どうする?|KUSHITANI RIDING METHOD
とくに先が見えないブラインドカーブは、曲がり具合をしっかり予測……したハズだけど、いざ曲り始めたら思った以上に回り込んでいて、ドキッ!とすることもしばしば。なんとかやり過ごしてはいるけれど、きちんと回避できないと本当にヤバイかも……。 思ったより曲が
ライテクをマナボウ ♯30 曲がるきっかけ どうやって作る?|KUSHITANI RIDING METHOD
コーナリングの組み立てを意識したり、ブラインドカーブも出口が見えてから曲がり始めることで、俄然ワインディングが楽しくなってきた……のは良いんだけれど、どうも狙った場所からきちんと曲がり始めるのが上手くいかない。これ、ビシッとタイミングを合わせるコツっ
ライテクをマナボウ ♯29 なぜ 右カーブは難しく感じるの?|KUSHITANI RIDING METHOD
よくわからないけど右カーブの方が左カーブより難しく感じる。なんとなくライディングフォームが決まらなかったり、ゆっくり走っていても微妙に不安だったりする。コレって自分だけ? たまたま右カーブが苦手なだけ? 他のライダーはどうなんだろう? じつは左より右
ライテクをマナボウ ♯28 下りカーブはなぜ怖い?|KUSHITANI RIDING METHOD
正直なところ、下りカーブが苦手……というか怖い。勝手にスピードが出てしまうから曲がり切れるか不安になるし、前のめりになったり腕が突っ張ったりして、はっきり言ってちっとも楽しくない! 上りはけっこう気持ち良く走れるのに、どうしてこんなに違うんだろう?
ライテクをマナボウ ♯27 先の見えないブラインドカーブ どこから曲がる?|KUSHITANI RIDING METHOD
ワインディングは出口まで見通せるカーブがあまり多くない、というより、ほとんどがブラインドカーブかも……。曲がり始めたら思ったより回り込んでいて焦ったり、意外と緩くて肩透かしを食ったり……。いったいどうやって曲がれば良いんだろう? カーブの先が見えない
ライテクをマナボウ ♯26 回り込んだヘアピンカーブ どうやって走る?|KUSHITANI RIDING METHOD
カーブが連なるワインディングは、無理に飛ばしさえしなければ楽しさ満点! だけど、グルリと回り込んだヘアピンカーブは飛ばさなくても不安でいっぱい……。だからセンターラインに沿ってユックリ走れば曲がり切れるハズ……なのだろうか? ヘアピンカーブを楽しむテ
ライテクをマナボウ ♯25 カーブに合わせて座る位置を変えてみよう!|KUSHITANI RIDING METHOD
ツーリングで訪れたワインディング。ライディングフォームとか気にして余計な力を入れないように意識しているけれど、気持ち良く曲がれるカーブがあれば、なんとなくしっくりしなくて曲がりにくく感じるカーブもある。それって、カーブの種類で乗り方を変えた方が良いっ
ライテクをマナボウ ♯24 走っている時 どこを見る?|KUSHITANI RIDING METHOD
ベテランから「遠くを見ろ」とか「バイクは見た方に進む」とか言われる。なんとなく意味は解るので、自分としてもやっているつもり……なんだけど、気が付いたら前輪のスグ前を見ていたりする。路面の荒れとか、気にし過ぎているのかな……。 「遠くを見ろ」とは言うけ
ライテクをマナボウ ♯23 路地からの発進&左折小回り|KUSHITANI RIDING METHOD
教習所でも厳しく(?)指導される「左折小回り」。とはいえ極低速だとバランスをとるのが難しいし、アクセルを開けると安定する代わりにどんどん大回りに……。もちろん曲がり切れないワケでは無いけれど、いつもなんとなくギクシャクしているのがスッキリしない……。