「つま先を見ずに伏せる」が最大のコツ。とはいえタンデムシートやリヤキャリアに荷物を積んでいる場合などはやっぱり跨るのが大変。そんな時は左側のステップの上に立って跨るのもアリだ。車体が前後に動いてサイドスタンドが上がってしまったら一大事なので、ブレーキレバーを握っているか、エンジンがかかっていないならギヤを1速に入れておくことを忘れずに。
ただし、現行バイクならまず問題ないが、旧車(とくに欧州車)はサイドスタンドの強度が弱い場合もあるので、車種によってはやらない方が無難だ。
そしてもっとも確実なのが、歩道や縁石などの「段差」を利用すること。必ずしも段差の横に駐車できるとは限らないが、近くに段差があるならそこまで押していく労力を惜しまないのもひとつの手段だ。