ライテクをマナボウ ♯05 バイクウエアで乗ろう!|KUSHITANI RIDING METHOD

バイクは自由な乗り物だし、ファッションだって好きなモノを選びたい。その気持ちは十分にわかるけれど、バイクに乗るなら、やはり「バイク専用ウエア」の着用をオススメしたい。運動性と快適性がライディングの楽しさを倍増! そしてバイクに長く乗り続けるためにも、バイクウエアの安全性が必要不可欠だ!

どんなスポーツにも「専用ウエア」がある!

たとえば野球やサッカー、テニスやゴルフなど、どんなスポーツにも専用のウエアがあるし、世界選手権やオリンピックなどトップカテゴリーになればウエアの性能でタイムなど成績も左右される。バイクならさしずめMotoGPやスーパーバイクレースでプロライダーが着用しているレーシングスーツだろう。

小川勤|TSUTOMU OGAWA
小川勤|TSUTOMU OGAWA

バイク専門誌に25年ほど携わり、10年ほど編集長を経験。その間、国内外の様々なバイクに試乗。2022年よりフリーランスのジャーナリストに(身長165cm)。

とはいえツーリングや普段の街乗りで、レーシングスーツまでは必要ないかもしれない。しかし、裁断やシャーリング、ストレッチ素材など工夫を凝らし、ライディングするのに適した運動性を備えたバイク専用ウエアを着れば、よりバイクがコントロールしやすくなるのは間違いない。

また、バイクは走るだけで季節をしっかり感じられる楽しい乗り物だが、走行風で服がバタつくと、それだけで疲れる。もちろん夏の暑さや冬の寒さもツラいだけでなく疲労の原因になる。それを回避して快適に過ごせるのも、見幅や袖幅が調整できたり、防寒素材やメッシュなど、四季に合わせて作られたバイクウエアに他ならない。

思うように動ける運動性と快適さ
どうしてバイク専用ウエアを着る必要があるのか?について解説します!

身体が思うように動かせないと、キチンとバイクをコントロールできない。そして季節を存分に感じられるのもライダーの特権。四季に合わせたウエアを用意すれば、いっそうライディングが楽しくなる。

身体にフィットするストレッチ性
バイクウエアにストレッチ性はなぜ必要?その理由を語ります

ウエアがバタつくと疲れるし冬場なら寒いので、高速で走るバイクにはフィット感が大切。とはいえ身体の動きを抑えてしまったら、余計な力が入ったりライテクにも悪影響を及ぼす。フィット感とストレッチ性を両立した動きやすさが重要だ。

下半身ホールドに効くパンツ
バイク用のパンツはなぜ必要?その理由と選ぶコツを解説

乗車中はハンドルにしがみついたりせず「下半身ホールド」で身体を支えるのが基本。とはいえパンツがシートの上で滑ったら、フォームやニーグリップ以前の問題。シートの表皮や燃料タンクの側面とグリップしやすい素材のパンツがオススメ。

どんなに低速でも、転んだらケガする危険がある

ビュンビュン飛ばしていなくても、停車する瞬間の「握りゴケ」や、足着きに由来する「立ちゴケ」など、ほとんどバイクが止まっているような状態でも転倒の危険はある。しかし、そんな軽微な転倒ではケガなんかしない、と思っているライダーは意外と多いようだが、果たしてそうだろうか?

普通に歩いていても、つまずいて転んだらけっこう痛い。しかし、バイクだとどんな低速でも歩行速度より速いし、停止中の立ちゴケでもバイクの重量が加算される分ダメージは大きくなる。だからプロテクターの内蔵されたウエアやパンツ、そしてグローブやライディングシューズが必要になるわけだ

停車中だって、転んでケガをする可能性はある
バイクは危ない?実際にけがをする可能性はある?

立ちゴケ程度なら大したコトはない、と思うかもしれないが、それは早計。スポーツバイクのシート高は80cm前後あるし、ハンドルは地面から90~110cmくらい。バイクに乗っていなくても、その高さから勢い良く倒れたり転げ落ちたりしたら……少なからずケガをするはず。バイクの場合は車体の重量が加わるので、さらに大きなケガをする可能性もある。

転ぶときは、必ず手をつく
バイク用グローブは必要?何のためにつけるの?

ハイスピードで走っている時の転倒は何もできないかもしれないが、低速時や立ちゴケする時は、身体を守ろうと本能的に地面に手を着く。軽い擦過傷で済めばいいが、思わぬ大ケガに発展することもある。だから極短距離、近所に買い物に行く時などもグローブは必須。

くるぶしまでしっかりガード
バイクに乗るときにスニーカーでもいい?バイク用シューズは何が違う?

投げ出されない程度の低速時の転倒では、車体やエンジンと地面の間に足を挟まれることも多い。そこで傷めやすいのが足の内外に張り出している「くるぶし」だ。ローカットのスニーカーでは守れないので、おススメはブーツかライディングシューズだ。

長く乗り続けるための秘訣

軽微な転倒でも「まったく無傷」というコトは少なく、ちょっとした打ち身や擦り傷はできるし、少なからず流血するようなケガも無くはない。しかしその程度は当たり前、とライダーは思っているかもしれない(ベテランほどそう感じているかも)。

しかし、バイクに乗らない周囲の人たちは違う。目に見えるようなケガをしたら『バイクは危険』と感じるだろう。もし仕事を休むようなレベルなら、職場の人には「バイクなんか乗るから……」と思われ、家族には「もう乗らないで」と言われるかもしれない。だからケガをすると本人の意思とは関わらず、バイクから離れざるを得ない状況を生み出しかねないのだ。

どんなに気を付けていても転倒する可能性はある。しかし、プロテクション性能に優れたバイクウエアを着用していれば、ケガのダメージを最小限に抑えることはできる。だからバイクを長く楽しみたければ、バイクウエアを着るのが得策なのだ。

プロテクション機能があってこそのバイクウエア
クシタニのジャケットに内蔵できる最新CEプロテクターがこちら

どんなに高性能なプロテクターでも、転倒から100%守ってくれるわけではない。しかしケガをする可能性を少しでも下げてくれるなら、長くライダーとしていたいなら、プロテクション性に優れたバイクウエアを着よう!

次回予告 ♯06 ハンドルグリップの握り方

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